Web 2.0 BOOK [活字中毒のトモ]
*読み応え 60点
*コストパフォーマンス 40点
たまには、こんな本も読んでみました。
でも、読んでみても、最近のトレンドが「Web 2.0」とひとくくりにされる必要性がイマイチ感じられませんでした。
うーむ。
一応、この本によりますと、Web 2.0 企業の特徴とは
1.サービス提供者であること
2.データソースをコントロールできること
3.ユーザの無意識な参加を促すこと
4.集合知(集合値?)を利用すること
5.ロングテールを理解すること
6.プラットフォームを選ばないこと
7.リッチで軽いこと
という条件のうちいくつかを満たし、またその中のどれか一つでも、垂直的に飛び抜けて発達していること、だそうです。
Google や、Amazon、Apple などがそれに当てはまるらしいのですが
一ユーザの私からすれば、
「をを、便利になったよなぁ。そうそう、こんな感じのサイトが欲しかったんだぁ」
と思いこそすれ、そのサービスを提供しているのが「Web 2.0」的な企業であるとは思い至らないわけです。
これのどこがすごいのか?
どこが画期的なのか?
ぴんときません。
ただ、間違いなく、
Google を検索するごとに課金されていたら、こんなサービス利用しなかっただろうし、
書店には普通置かれていないような、マニアックな蔵書がなければ、Amazon で書籍を購入する機会も減っていたであろうと思われます。
この本を読むと、技術的な面に重点を置いて説明されているせいか、とにかく Web 2.0 たるものが高尚な技術やサービスであると、思い込んでしまいそうになりますが、
何のことはない、「かゆいところに手の届くサービス」が Web 2.0 なのではないでしょうか?
と、一ユーザの私は思います。
そうなると、行き着く先はひとつで、「より快適なサービスがより安価で提供される」ようになるでしょう。
私の希望としては、沖縄でも送料無料のオンラインストアや、ネット上で高度な技術を習得できる無料の通信教育なんかが発達していただけると、ありがたいなぁ、と思っていますが。
でも、そうなってくると、現在サービス業で生活を営んでいる人たちは、いったいどうやって生活したらいいんでしょうね。
その点が少し気になります。
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