親より稼ぐネオニート [活字中毒のトモ]
親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち (扶桑社新書)
- 作者: 今 一生
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
*読み応え: 60 点
*コストパフォーマンス: 70 点
ニートといえば、
Not currently engaged in Employment, Education or Training
ということで、仕事や学校に行っていない人なのですが
最近では、仕事に行かなくても、
アフィリエイトやオンライントレード、せどり(本の転売)などで
彼らの親よりも高収入を得るニートが増えてきているそうです。
こういう人たちのことを、「ネオニート」というんだとか。
本書では、ネオニートが現金収入を得ている方法をいくつか紹介し、
「定職につかなくたっていいじゃないか。
若者たちは、会社に雇われずに生活できる新しい手段を探した方がいい」
とネオニートを応援しています。
私は、若気の至りで勢いで結婚してしまったので
現在職を失っても肩書きは「ニート」ではなく「主婦」になってしまいますが
今も独身だったらニートになれたかなぁ?
きっと、ニートにはなれずに、失職→すぐに野垂れ死にがオチだと思います。
だって、人に提供できるスキルがほとんど何もないんですから。
そう思うと、親より稼いでいるネオニートの方々は、
やっぱりかなり頭が良くて、
人と違うことをいち早くやる積極性のある人たちだと思いました。
なのに、彼らの中には就職活動中に 100 社にエントリーシートを送って
1 社にも採用されなかったという人もいます。
会社は、こういう人をどうして雇わなかったんだ?勿体ない。
本書は2007 年 3 月に刊行されていますので
2 年以上たった現在とは、また状況が違うかと思いますが
会社に行かなくても、お金を貰って生活して行く方法は
実は案外、身近なところに隠れているのかもしれません。
タグ:ネオニート
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