まちがったっていいじゃないか [活字中毒のトモ]
元京都大学名誉教授、森 毅さんの著書。
数学に興味があったときに数冊買って、放置していたのですが
お正月に何か気楽なエッセイでも読みたいと思って本棚を探したところ、発掘されました。
読んでみると 1981 年に中学生向けに書かれたエッセイのようで、古いのですね。
1981 年というと・・・30 年以上前ですね。
森さんは 2 年前にお亡くなりになっているようですし、
本書で放される逸話には戦中のものも多いです。
ですが文章自体は非常に読みやすいので、気楽に読めるエッセイとしておススメです。
森さんの気さくな人柄が伝わってきます。
数学とはあまり関係のない
「なんで勉強しないといけないの」とか「自由と責任の関係について」とか
中学生が普段疑問に感じている(であろう)ことについて
森さんの色々な経験からのアドバイスが書かれています。
現役中学生の娘に薦めるかどうか・・・どうしようかな。
今の中学生必読!って感じではないのですが、
読んだら、周りの大人が上手く教えてくれないことを、
よそのじーさんがさらりと説明してくれているような気になるかもしれません。
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