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残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 [活字中毒のトモ]


残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

  • 作者: 橘 玲
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/09/28
  • メディア: 単行本


世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」を買ったときに、
橘さんの本をまとめていくつか買っていました。
世界にひとつしかない「黄金の人生設計」」があまり良本とは思えなかったので
読まずに古本屋行きの予定だったのですが
Amazon から新しい本が届くまでのつなぎとして、読んでしまいました。

この本は、タイトルがもう意味深ですね。
確かに今日の世界は、頑張っても幸せにはなれるとは限らない、残酷な世界です。
それでも生まれて来てしまったのだから、何とか死ぬまで生きていかないとね。
で、こんな普通の人は、これからの世界をどのようにして生きていったらいいのか?
タイトルだけ見ると、その答えが本の中に書いてあるような錯覚に陥ります。


そして、裏切られるんですが(爆)


結局、勝間 和代さんなどは、努力して勉強すればより高いお金を得る職業に就けるとか
とにかく「やればできる」を 売りにされていますが、
「やってもできない」人がたくさんいる、という指摘までは鋭いと思いました。
ですが、じゃあ「やってもできない」人たちは
どうやってこの世の中を生きていったらいいのか?という
私が一番欲しかった質問への答えについては

「やってもできない」という事実を認め、誰でもできるマックジョブをしぶしぶやるしかない。
それがイヤなら、自分の「好きなこと」をやって、多くの人に評価してもらえるようになれば良い。



今までの生き方と、なんら変わらないじゃないですか。



そう、ただその「好きなこと」が人に評価してもらえないだけでww
「好きなこと」はあくまで「好きなこと」なので、
人に評価され得るかどうかは分かりませんよね。
多くの人に評価してもらえるようになれ・・・って簡単に言われても
評価を気にせず楽しんでやるからこそ「好きなこと」じゃなかったんでしょうか?
確か、本にもそう書いてあったような気が。

アホらしい。実にアホらしい。
時間つぶしとはいえ、この本を読んでしまったことを後悔しました。
(だから、やめておけば良かったのにね・・・)


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コメント 4

Sanchai

ああ、やっぱり読んでしまわれたのですね橘玲のこの本。
感想までまったく同じです。
by Sanchai (2012-03-11 02:51) 

うしこ

>Sanchai さん

はい。買ってしまったのでしぶしぶ読んでみました。
そして、後悔しました(爆)
by うしこ (2012-03-11 10:03) 

yasu

あはは、あまりお口(というか頭)には合わなかったようですね(^^; これ以上は無理して読まれても印象は変わらないかもしれません。

ところで橘氏は『マネーロンダリング』という経済小説でデビューしているのですが、この本は経済小説として結構良くできていると思いました。財テクが小説になるんだと感心しましたよ、ミステリー色が強いところは面白いのですが、小説の流れはあまり好みではなかったです。

ではまた。
by yasu (2012-03-17 22:37) 

うしこ

>yasu さん

財テクの小説ですか。確かにそんなものが小説になったらどんなことに?
興味は湧きましたが、読むべきか、読まざるべきか・・・。
by うしこ (2012-03-18 09:11) 

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