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未来の働き方を考えよう [活字中毒のトモ]


未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

  • 作者: ちきりん
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/06/12
  • メディア: 単行本


大学を出た後、日本の証券会社と米系企業に合計 20 数年勤務し
40 代後半で会社勤めを卒業されたちきりんさんの著書。
なんとなく、ライフスタイルがれんげ荘に住むキョウコさんとかぶりますが
キョウコさんが本当に働かずにだらだらしているのに比べて、
この方は仕事をリタイアしても社会生活はリタイアしていなくて、
ブログ を書き、ご自分の考えを常に世の中に発信し続けていらっしゃいます。
彼女のブログを読んでおもしろいと思ったので、書籍も読んでみました。

世の中の「現状」を維持しても、人が働く期間は長くなる一方なので
一生一つの仕事だけやり続けることがそもそも非現実的になっている。
自分のキャリアのシナリオを複数描いて
ひとつのレールに乗らずに、40 歳くらいで働き方を変えてみてはいかがか、
その方が、未来が不安に満ちたものではなく、ワクワクしたものに見えるはず、というのが主旨です。

いろいろと偏った考え方で意見が書かれていますが
物事を見る目が鋭くて、私などは読んでいて、目から鱗が落ちることがたくさんありました。
たとえば、「死ぬまでお金に困らない人 = 寿命の短い人」説とか
「家庭と仕事を両立するという課題が男女共通のものになる」とか
言われて「はた」と思ったことがたくさんありました。
そうですよね、私なんてまだ、結婚して家族が一緒に暮らすライフスタイルを実現できていますが
キャリアを積む場所がグローバルに広がれば、
自分のキャリア形成は結婚相手がどこで仕事をしているのかにも大きく左右されるでしょうし
そんな暮らしの中で、子供を持てるかどうか、また子供を持って楽しいのかどうかも謎ですね。
これからの世の中、今まで以上に「家族」を持つことが難しくなりそうです。
良かった、家族を持てる時代に生まれていて。
「結婚して、子供を産んで、自分の家族を持つ」というのは
私の人生の目標のうちの 1 つでしたから。
生まれてくるのがあと 20 年遅かったら、間違いなく
今頃国外の大学に行って、ずっと 1 人で暮らしていたでしょうし、
仕事も今とは全く違うものに就いていたはずです。

そして今 40 歳になったのですが、働き方を考え直そうとしたところ
今までが大した仕事をしてこなかったので、考え直すも何もありませんでした。
強いて言えば、これからは子育ての時間もぐんと減るので、
むしろ仕事をたくさんできるじゃないか!(したくないけど)という感じです。
本人の都合に合わせて、ちょうどよい働き先が見つかるかどうか・・・謎です。
ですが本書を参考に、ゆるゆると暮らしていける方法を探っていきたいと思います。






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