SSブログ

佐賀のがばいばあちゃん [活字中毒のトモ]


佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)

  • 作者: 島田 洋七
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 文庫


有名な本なので、あまり解説はいりませんね。
ちょっと息抜きしたい時に読むのがお薦めです。

著者は、漫才師の島田 洋七さん。
ご自身の子供時代の思い出が、面白おかしくつづられています。
洋七さんのお母さんは、広島の原爆により被爆した夫を亡くした後、
居酒屋を経営して洋七さんを含む 2 人の息子を養っていましたが
その環境が小さな洋七さんには良いものではないと判断して
彼をお母さんのお母さん、がばいばあちゃんに預けることにしました。
ところがおばあちゃんの家は、恐ろしく貧乏で、洋七さんは愕然とします。
ですが、がばいばあちゃんは淡々と、しかも明るく暮らしていて、
貧乏を楽しんでいる節すらあったのでした。

本のいたるところに、人の優しさが溢れている本です。
おばあちゃんの格言「本当の優しさとは、相手に気づかれずにすること」のとおり
相手に気づかれずに、気を使ってくれる人がたくさん登場します。
(本にネタとして載ってしまうところあたり、気づかれとるやないの!というツッコミは
・・・この際しないほうがいいですね)

他にも、上流から流れてくる訳アリの野菜やら木の枝やらを利用したり
磁石で鉄くずを集めてお金に換えたり
貧乏を乗り切る「技」がたくさん紹介されています。
お金を使わずに楽しく暮らすことを目標にしている私には、参考になりました。
また貧乏なお話だというだけだったら、おもしろくありませんが
最後に必ず「オチ」があって、クスリと笑ってしまうものばかりです。






nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0