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ビッグデータを利益に変える方法 [活字中毒のトモ]


ビッグデータを利益に変える方法

ビッグデータを利益に変える方法

  • 作者: 柴山 和久
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/03/22
  • メディア: 単行本


位置情報サービスを中心に、データを扱うサービスを数多く提供する会社である
株式会社Agoop の代表取締役、柴田 和久さんの著書。
この肩書を見ると、なんとなく、柴田さんが人と会われた時に
あいさつ代わりに本書を手渡しているシーンが想像できます。
タイトルに興味を持って購入しましたが、具体的にデータをどう扱えば利益になるという
手法などが書かれた本ではなく、
最近のビッグデータビジネスが複数紹介されているだけの印象でした。
先に「ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える」を読んでしまっていたので
特に目新しいことは書かれていなかった印象です。
それどころか「ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える」や
統計学が最強の学問である」に書かれていたエピソードと
全く同じお話が、本書でも数多く紹介されていて
もしかすると、ビッグデータを分かりやすく説明できるエピソードって
まだまだ限られているのではないかと感じました。

唯一面白かったのが、日本国内でビッグデータがどのように使われているかが
具体的に説明されていたことです。
ソフトバンクグループに在籍されていた時のデータ収集の様子は
データへのアプローチの手法や考え方が書かれていて
提供されているサービスが、どのような思考回路でたどりついた結論なのかがよく分かりました。
ビッグデータを扱うとはいっても、「これだ!」と思うサービスが生まれるには、
相当な分析と試行錯誤が必要な感じです。
もちろん、データの収集とか、振り分けとかが、機械化されて簡単にできるようになったので
試行錯誤の中で試せることの選択肢も増えているとは思いますが
頭できちんと考えることって、やっぱり大事なんですね。
だから、優秀なデータ・サイエンティストをほしがる会社が多いのだと分かりました。

データ・サイエンティストって、とても面白そうな仕事に見えます。
ですが「データの価値化」が上手でないと、ダメらしいので、
お金儲けのセンスのない私がデータ・サイエンティストになるのは難しいのかも。
ガラクタだと思われてどこかに転がっているものを、お金に変えるのって
なんでも難しいんですね。そういうセンスがあれば
我が家に転がっているガラクタや、ベランダで勝手に増え続けるハカラメ
お金に変えることができるのに・・・。










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