ヒゲのウヰスキー誕生す [活字中毒のトモ]
マッサンについて知りたいと思ったら、この本もお薦め!と何かの記事に
書かれていたので、買って読んでみました。マッサン関連の本がこんなにあって
どれもおもしろいなんて・・・ちょっと意外です。
この本、原作は 1982 年に発行されたようで、作者は 11 年前にお亡くなりになっています。
ちょっと古い本だったんですね。1982 年というと、マッサンが亡くなられて 3 年ほどです。
その時代に、マッサンの足跡をたどって、スコットランドを訪れたりしながら
マッサンの人生とウィスキーについて、分かりやすい文章で綴ったのが本書であるようです。
読むより、実際にこの作業をやるのが楽しいかもしれません。
私もちょっとやってみたいと思いました。
マッサンについて書かれた本なのですが、題名が「ヒゲのウヰスキー」であることからか
マッサンについて熱く語られるというよりは、日本のウイスキーがどのようにつくられたか
の方がメインで、そこにマッサンの人生が織り交ぜられるような構成になっています。
リタ夫人についてもたくさんの文章が書かれていて
「望郷」と「ウイスキーと私」がまとまって 1 つの本になったような印象でした。
つまり、フィクションみたいに感情移入はできないけれど
堅苦しい本でもなく、そこそこ読みやすい本です。
マッサンについて知りたい場合、この本から読み始めるといいかも
・・・と思いましたが、どうでしょう、あまりに淡々と描かれているので
逆に興味を失ってしまうかもしれないです。
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