はらたいらのジタバタ男の更年期 [活字中毒のトモ]
こちらは昨年読んだまま、書評を書いていなかった本です。
はらさんつながりで、今書いておくことにしました。
はらさんは 49 歳を過ぎたある朝、生まれて初めて「元気の出ない朝」を迎えました。
今までこんなことなかったのに、どうして?考えても原因はわかりません。
そしてそのまま、10 年近くに渡る長い更年期に突入していきます。
だるい、活字が頭に入ってこない、といった軽めの症状から
食欲がない、ついには倒れるといった重いものまで、
さまざまな症状がはらさんを苦しめたようです。
女性だとよく聞く話ですが、男性も結構大変のようです。
そしてそれを改善するために、民間療法にはまり、食事管理を徹底し
(ただし管理していたのは奥さま)
身体を動かしたりして頑張られたようです。
このあたりの話も興味深く読みましたが、この本を買った理由は
はらさんの奥さまが語る「妻が見た夫の更年期」を読みたいと思ったからでした。
更年期の夫と過ごすための参考になると思ったのです。
ただ読んでみると「はらたいらに全部」同様、
ひたすら楽しそうに、はらさんの世話を焼いている様子がつづられていましたので
更年期の夫と過ごすイライラを解消するための参考にはなりませんでした。
本を読んでも参考にはなりませんでしたが、実際に夫が更年期に突入して
1 年ほど経過してみると、なんとなく慣れました。
何の解決にもなっていないかもしれませんが、時間が一番の解決法なのかもしれません。
テーマは「男の更年期」ですが、はらさんの絵がふんだんに入っていますし
文体も読みやすいので、気楽に読めます。
更年期真っ只中の人もそうでない人も、読むと気晴らしになります。
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