マンガでわかる 「孫子の兵法」に学ぶビジネス戦略 [活字中毒のトモ]
前回「漫画で孫子を読むと意外と分かりにくい」と書きましたが
もう 1 冊漫画です。買っちゃったから、仕方ないよね・・・。
大手電機メーカー「スター電気」のコンシューマー・マーケティング本部、企画部に所属する
小笠原 明夫。彼はまだ 29 歳で、目立った実績はなかったのですが
居酒屋で謎の老人、孫さんに出会い、「孫子の兵法」の一部を耳打ちされます。
これがきっかけとなり、小笠原は斬新な企画を提案し、会社の業績をアップさせていきます。
この本でも、孫子を応用したビジネス戦略がいろいろと紹介されていますが
どうやら「漫画で読んでみよう」と思うくらいのビギナーがこれを読んだところで
話が応用的すぎてついていけないようです。
もっと孫子を文章だけできちんと読んで、自分で内容をじっくり考えたほうがいいと思いました。
ただ、お話の内容としては、前回のオクダ食糧の漫画 より、
こちらの方が分かりやすかったというか、ピンチに陥った時でも
目の付け所を変えてみると、切り抜け方がいろいろとあるようですし
そもそもピンチに陥らないように、日ごろから準備が大切であるということも
分かりやすく書かれています。
ここまで読んで思いましたが、どうやら孫子の兵法は
古くからあるゆえに、伝える人が違うと、その人の解釈がふんだんに盛り込まれてしまい
全く違ったものになってしまう可能性があると思いました。
ある人の語る孫子はとても面白いのに、別の人が語るとそうでもない。
同じ文であるはずなのに、受け手にとっては全く違うものに感じられます。
私としては湯浅 邦弘さんの「孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス」が一番面白かったので
彼の作品をもう少し読んでみようと思います。
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