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キスの誘惑―復讐のメッセージ〈2〉 [活字中毒のトモ]


キスの誘惑―復讐のメッセージ〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

キスの誘惑―復讐のメッセージ〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

  • 作者: シャロン ケンドリック
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 新書


瞳の魔法」のスピンオフです。
瞳の魔法」のヒロインであるローラの住む家の隣に引っ越してきた
元ファッションモデルのトリス・アレグザンダーが主人公です。

トリスは売れっ子シナリオライターのコーマック・ケイシーと付き合っているときに
子供を妊娠しましたが、彼の度重なる浮気に疲れはてたことから、彼と別れてしまいます。
その後妊娠に気づいたのですが、コーマックに復讐をしようと思ったトリスは
彼に妊娠の事実を告げないまま極秘に出産し、5 カ月が過ぎました。
そしてとうとう今日、静かな海辺のコテージにコーマックを呼び出し、事実を告げることにしたのです。

ハーレクインロマンスでは、男女が別れた後に、女性が妊娠に気付くお話が多くみられます。
相手の妊娠や出産に気付いた男性は、たいていその事実を肯定的に受け止め
女性に結婚を申し込みます。
そりゃ、そこでしらばっくれるとか、逃亡するとかされたら、お話は続かないのですけれど
ハーレクインロマンスのヒーローは、本当に道徳的な人ばかりです。
かつ大金持ちや仕事で成功した人ばかりですね。

このお話のヒロインとヒーローは、美しいモデルと人気シナリオライターで
文章を読むだけでもとても華やかなカップルなのですが
どうもこの「復讐のメッセージ」シリーズに登場する女性は、みんな大変気が強くて
色々なことにすぐかっとなって、相手に攻撃的な言葉を使います。
1 冊ごとに訳者は違うのに、そう読めるということは、
作者がわざとそういう女性ばかりを登場させているのかも?
シャロン ケンドリックさんが書いた他のお話を読んでみるのもいいかもしれません。

トリスの家の隣に住んで、彼女の子どもをたまに預かってくれる
ローラとジェライントは、「瞳の魔法」の頃とは違って、
すっかり安定した、ラブラブなバカップルになっています。
その様子を読むのが楽しくて、続けて 3 作目「闇に抱かれて」も一気に読んでしまったのですが
そちらの感想については、また次回に書きたいと思います。


キスの誘惑―復讐のメッセージ〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

キスの誘惑―復讐のメッセージ〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ)

  • 作者: シャロン ケンドリック
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 新書





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