別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) [活字中毒のトモ]
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
- 作者: 有川 浩
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 文庫
「図書館戦争」を読んだ後、Amazon マーケットプレイスでこちらの本を購入しました。
他にもまとめて図書館戦争シリーズを数冊購入して、配送を待ちわびていたのですが
そこは Amazon マーケットプレイス。すべて同じ書店からの発送というのは難しく
2 巻の「図書館内乱」から読むべきだったのに
こちらが先に届いてしまって、我慢できなくて読んでしまいました!
もう甘々で、とろけそうでした。
あまりの甘さに悶絶して、2~4 巻を読み終わってからもう 1 度じっくり読み返す始末。
なんせハーレクインロマンス好きなので。甘々大歓迎です。
図書館戦争シリーズで、この巻が一番好きになりました。
「図書館革命」の最後で晴れてカップルになった堂上さんと郁ですが
純粋培養純情乙女・茨城県産 26 歳の進む恋愛の道は相変わらず厳しいのでした。
キスから先に進むのに、どうしてこんなに苦労するのか・・・。
当の本人はすごく悩んでいるようですが、
読者としては爆笑エピソードのオンパレードが楽しくて、笑い転げました。
この巻は、柴崎がいつにもまして名セリフを量産しています。
郁を「純粋培養純情乙女・茨城県産」と名付けたのもそうですし
郁ののろけ話を聞きながら「誰かお酒!強いお酒をあたしにちょうだいー!」と叫んだり
なんというか、今まで以上に自由に言いたいことをポンポン言うようになっています。
有川さんは作品を書いていると登場人物が勝手に動き出す
プロットを立てずにぶっつけ本番で小説を書く「ライブ」派であると
「図書館内乱」のあとがきに書いておられます。
聡明で先のことを読んでばかりの柴崎が、年を経るごとに、
ルームメイトの郁に心を許して、あまり後先考えないで
面白いことをポンポン言うようになったように見えました。
これほど生き生きと自由に立ち回るキャラはそういないのでは?
この「登場人物が勝手に動き出す」という現象、面白そうなので私も体験してみたいのですが
小説を書く才能なんてないしなあ・・・あ、才能はなくても
自分でひっそり書く分には問題ないのか。暇な時にでも書いてみようかな。
あとは堂上さんのプロポーズの言葉がそっけなくて意外でした。
普段あれだけ甘いのに何故・・・あーだけど、あまりこっぱずかしい演出とか
しなさそうですよね、考えてみれば。らしいっちゃ、らしいのか。
別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
- 作者: 有川 浩
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 文庫
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