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ラブコメ今昔 [活字中毒のトモ]


ラブコメ今昔 (角川文庫)

ラブコメ今昔 (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: ペーパーバック


映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」を観てきました!
配役が原作にぴったりで、面白かったです。
ですが、図書館戦争シリーズは原作の感想をすべて書いてしまったので
同じ有川 浩さんの作品でこちらの感想を書こうと思います。

自衛隊ラブコメシリーズの第 2 弾なんだそうです。
先に Amazon にこちらを紹介されたので、こちらから読みましたが
これが第 2 弾だというのであれば、第 1 弾(「クジラの彼」というらしい)も読まないとね。
この本を読むまで知りませんでしたが、有川さんて自衛隊お好きなんですね。
航空自衛隊の広報サイト「空飛ぶ広報室」を読むと
小説を書く際に、航空自衛隊の広報室に電話を掛けたことが縁で親しくなり
のちに F15 に乗せてもらって大はしゃぎ状態の有川さんのコラムが掲載されています。

この本は、5 つの短編で構成されています。

・ラブコメ今昔
・軍事とオタクと彼
・広報官、走る!
・青い衝撃
・秘め事
・ダンディ・ライオン~またはラブコメ今昔イマドキ編~

私が特に好きなのはやっぱりタイトルにもなった「ラブコメ今昔」で
今村二等陸佐が渋い面をしながら奥さまとのなれそめを思い出すシーンが
特に好きです。二等陸佐は亭主関白で通っているおじさんですが
心の底では奥さんを心底大事に思っていて、奥さんの方もそれをちゃんと分っている
こういう夫婦っていいなあ・・・とほのぼのしながら読みました。

他の 4 作に出てくるカップルも、みんな素敵で、かつ身近に感じられるというか
完璧な 2 人は絶対出てきません。それがいいんでしょうね、お話にぐいぐい引き込まれます。
短編ばかりで良かったと思いました。長編だったら間違いなく
通勤バスで降りる駅を逃していたと思います。


ラブコメ今昔 (角川文庫)

ラブコメ今昔 (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: ペーパーバック


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