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ひとりぼっちを笑うな [活字中毒のトモ]


ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

  • 作者: 蛭子 能収
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/08/18
  • メディア: 新書


Yahoo! ニュースのこちらの記事 に、この本の製作部数が 10 万部を突破したと
書いてありました。
どんな内容なのか気になったので、読んでみることにしました。

蛭子さんは本書で「今まで自分には友達があまりいなかった。
唯一親友と呼べた高校時代の友達も、卒業して別々の道を歩むようになると
ライバル視してしまって、関係が変わってしまった」と書いています。
けれど、そんな希薄な人間関係でも別に困ったことはなく
むしろ自由を楽しんでいるのだそうです。

そう、蛭子さんが事あるごとに強調しているのは「自分が自由であること」でした。
お金に縛られてあくせく働くのも、友達に誘われて行きたくもないところに出かけるのも
自由が束縛されるからイヤ、なのだそうです。
自分が自由であることが一番大切なので、友達がいなくても寂しくない
むしろ自分のしたいときにしたいことができるのでその状態を望んでいる
見たいなことが書かれていました。

本筋としては分からなくもない・・・というかむしろよく分かるかな?
ですが政治について語るところあたりでは、彼の意見に同調できなくて
なんてナイーブなんだとイライラしたり
フリーターは良くて、ニートはだめ、とか、本当に個人的な意見なので
こんなの書いてどうするんだろう?と思ったりしながら、短時間で読みきりました。

しかしこの本が 10 万部売れる・・・日本人、よっぽど人間関係に疲れているんですね。
できれば人間関係も断捨離して、楽になりたいと思っている人がいっぱいいるってことですよね。
だけど、現実的にそれはできないと思っているから、本書を読んで癒されるにとどめる。
この読みが当たっているのなら、人付き合いって何のためにするんでしょうか。


ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)

  • 作者: 蛭子 能収
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/08/18
  • メディア: 新書




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いっぷく

私も読みましたが、蛭子さん、本当に孤独が好きなのかな
不器用だからそういうことにしているのではないのかな、
と思える箇所もありますね。
by いっぷく (2016-02-25 01:33) 

うしこ

>いっぷくさん

そうですよね。最初の奥さまを亡くされた後、あまりの喪失感から、けっこうすぐに 2 度目の結婚を決意されていらっしゃいますし。
by うしこ (2016-03-01 05:32) 

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