年収300万円時代、子どもの教育費はこうしなさい!―後悔しない、教育費の貯め方と使い方

年収300万円時代、子どもの教育費はこうしなさい!―後悔しない、教育費の貯め方と使い方

• 作者: 大竹 のり子
• 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
• 発売日: 2010/05/14
• メディア: 単行本

我が家の娘もついに高校 3 年生になりました。
娘はずいぶんのんびりとしていて、ようやく最近になって「大学へ進学する」ことを決め
志望校を絞ったところです。こんなにのんびりとしていて、大丈夫なの？
娘よ、浪人はしないでね。お金と時間の無駄だから。

娘の話を聞いていると、どうやら関東にある私立大学へ行きたいらしいのです。
しかも進みたい学部が芸術系で、他の学部に比べて学費が高い(>_<)
また自宅から通える大学ではないので、学費だけでなく生活費（仕送り）も必要です。
そんなにお金貯めていたっけ、私？いや学費分しか貯めていなかったはずよ。
生活費はどうしようか・・・と思ったときに、Web を検索していてこの本の目次にたどり着きました。
「それでもタイムオーバーになってしまったら」という文字が気になり
タイムオーバーになっても何とかなるのかしら？と思って購入しました。

6 年前に出版された本なので、中古品を購入したのですが
届いた本を見ると、たくさんのページに蛍光ペンで線が引かれていて、非常に不快でした。
これじゃ転売もできません。
中古本は、コンディションを良く見て買わないとダメですね。

そして肝心の「タイムオーバーになってしまった」ときの対処法ですが
読んでみるとやはり、奨学金や教育ローンを利用するという
オーソドックスな方法が紹介されていました。
当然といえば、当然ですね。

そもそもこの本は、子供が生まれて間もない親がターゲットのようで
「子供が小学生のうちが貯め時」とか「周りに流されて安易に中学受験を考えるな」などの
アドバイスが多いです。この時期は過ぎてしまった我が家には、
あまり役に立たないアドバイスでした。
逆に今なら、これらのアドバイスが本当に有効かどうか、検証できます。
「子供が小学生のうちが貯め時」というのは、我が家の場合そうでもなかったです。
なぜなら子供が小学生のうちは、学童保育費がかさんだからです。
学校の諸経費と学童保育費を合わせると、保育園児と同じくらい費用がかかりました。
「周りに流されて安易に中学受験を考えるな」については、
住んでいる場所によって、学校を選ぶことも大切だと思いました。
では公立中学に通うために、公立中学への進学率が高い地域に引越しをするかというと
それも違うのではないかな、と思います。

結局親としては、
どこまでが許容範囲であるのか、子供ときちんと話し合いをすることが大事なのでは？
という結論に達しました。
教育費の予算をオーバーしないことが大事、という家庭であれば、それを前提に
「自宅から通えるところにしなさい」とか「国公立以外はダメ」とかいう話になるでしょうし
とにかく最終的にきちんと就職できることが大事、という家庭であれば
「多少授業料は高くても、就職率が高い大学へ行きなさい」みたいな話になると思います。

では我が家の場合はどうかというと、
上記のような建設的なアドバイスには、娘はまったく耳を貸しませんでした。
さすがに私はスポンサーなので「お金を払いたくない」と思う進路については
「自分で努力して通いなさい」と突っぱねました。前述のように浪人はするな、とも言いました。
お互いに妥協点を探って、ようやく現在の志望校に落ち着いたところなので、
これ以上娘に「ダメ」というのも難しいかな・・・。

というわけで「理想と現実は違う」ということがよく分かりました。
あとは頭で考えても仕方なくて、具体的な方法をいろいろと探る段階に入ったようです。
私としては「子育ては非常にお金のかかる趣味のようなもの」だと思っているので
お金のやりくりも楽しく乗り切ろうと思います。

年収300万円時代、子どもの教育費はこうしなさい!―後悔しない、教育費の貯め方と使い方

• 作者: 大竹 のり子
• 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
• 発売日: 2010/05/14
• メディア: 単行本

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