劇団四季「ウェストサイド物語」沖縄公演を観た [つれづれなるままに]
娘が「観たい」と言ったので、チケットを購入してコンベンションセンターまで行ってきました。
受験生、何やってるんだ?とは思うものの、
たまにはきちんとミュージカルを観るのも、人生の潤いにはいいですよね。
実はこの公演を観るまで、ウェストサイド物語がどんなお話なのか
正確に知りませんでした。あらすじを読んでみても、こんなお話をミュージカルにして
何が楽しいのか?さっぱり分かりませんでした。
ですが実際にミュージカルを観ると、このお芝居を書きたいと思った作者の気持ちが
よく分かったというか、非常によくまとめられて、話の背景が分かりやすく
同時にパフォーマンスが魅力的な舞台でした。
劇団四季のサイトで このミュージカルの誕生秘話 や ストーリー を読んでみると
このミュージカルが初めて公演された当時は、リアルな時代の話だったようです。
つまりたった 60 年前は、このお話さながらに
実社会でも肌の色の違いで人を差別したり、
移民に対して風当たりを厳しくしたりしていたようなのです。
アメリカ自体が移民の国なのに、勝手なこと言って他人を排斥している印象です。
自分がいま保持しているものを守ろうとすると、新参者にはどうしても厳しくなるようです。
今は人種差別も表立ってはされなくなって、沖縄にいる米軍の人たちを見ると
色々な肌の色の持ち主が入り混じって生活しているように見えますが
本当のところはどうなんでしょうね?
そういや、CIPHER の主人公(?)シヴァが好きになった女性(ディーナ)は
父がプエルトリカン、母がアフリカンアメリカンだった気が。
1985 年から連載が始まっていますから、
ウェストサイド物語の頃から 30 年くらい経ってるんですね。
ちょうど 1 世代・・・それくらい経てば、マリアとトニーの子どもが育っている時代ですね。
意外と新しい時代のお芝居なのに、今とはずいぶん違うお話の気もするし
そうではない気もする・・・そんなことを考えながら
クオリティの高いパフォーマンスを堪能しました
・・・と言いたいところなのですが、いかんせん、購入できた席の場所が悪かったせいで
劇場内に遅れて入ってくる人とか、途中で退席する人が、ひっきりなしに目の前の通路を横切り
良いシーンを何度も遮られたおかげで、楽しみが半減しました。
カーテンコールの途中で退出する人が続出したので
そこでもまた余韻が台無しになりました。
次回チケットを買うときは、
通路側でなくて真ん中の席を購入しなければいけないと覚えておきます。
そしてなんであんなに、遅刻したり途中退席したりする人が多いのでしょうか?
そりゃ人間ですから、体調が悪くなったりすることもあると思いますが
それにしても、パフォーマンスの途中で席を立つ人が多すぎます。
途中で席を立つにしたって、もっと暗くなった瞬間を狙うとか
視界を遮らないように腰を低くして移動するとか、気づかいが欲しかったです。
まあ一番悪かったのは、あの場所の席を購入した私なんですけど。
次回があるなら、あの場所は 2 度と買いません。
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- 作者: 成田 美名子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- メディア: コミック
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