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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト  宅建業法1 [宅地建物取引士]




東木の隠れ里開発計画プロジェクトは順調に進み、開発行為が終わって
いよいよ宅地の販売やリゾート施設の建設を始めようか、というところまできました。
ところが、健太郎のもう 1 人の伯父であり、宅本・オーガナイゼーションの副社長を務めている
安土 光秀氏は、健太郎にこう言います。
「このプロジェクトには、宅本・オーガナイゼーションの名前を出すな。
別会社を設立して、独力で成功させなさい」
当然、宅本 健一氏から相続した遺産はビタ 1 文使うことができません。
貯金もそれほどない健太郎、どうするよ?

こういう流れになると、まずは株式会社を設立して、宅建業者として届け出を出し
保証金を供託するなどしなくてはなりません。
今回もお話の流れが上手です。
でも、株式会社 東木の隠れ里を設立するには、まず資本金を準備しないと
ダメなのではないでしょうか?今は 1 円とかでも良かったんでしたっけ?

資本金の話はともかく、宅建業を営むためには、免許を受けてから
最寄りの供託所に営業保証金(本社は 1,000 万円!支店は 500 万円)を供託するか
保証協会の社員となって、弁済業務保証金分担金を納付しなくてはなりません。
貯金のない健太郎は、土地を売ってくれた東木四兄弟からお金を借りた様子。
どこまでもダメ男です。

こうやってお話として読むと、宅建業法って、宅建業を営むために必要なことが
いっぱい書いてあったんですね。
なんとなくイメージでは「悪徳宅建業者からお客様を守るための法律」であって
宅建業者の開業についてはそこまで重要視されていないのでは、と
勝手に思っていましたが、保証金の供託の話とかをきちんと読むと
そうではないということがよく分かりました。





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