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スズメ――つかず・はなれず・二千年 [活字中毒のトモ]


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


以前 カラスの本 を何冊か読んでいた時に、スズメも買ったらしいです。
そして、買ったことで満足して、寝かせていたらしいです。

岩波科学ライブラリーのうちの 1 冊で、118 ページなので気楽に読めます。
写真や絵も多く掲載されていて、見ると和みます。
著者は、鳥の行動や生態についての研究を専門とされていらっしゃる三上 修先生。
北海道教育大学の准教授だそうです。

スズメは身近な鳥ですが、身近すぎてあまり気にならない存在というか
(少なくとも私にとっては)いて当たり前な存在でした。
ですが、スズメは最近数が減っているそうです。
しかも昔と比べると半減してしまったとか。激減ですね。
巣をつくるのが難しくなったから、とか、繁殖が難しくなったから、とか
餌を取りにくくなったから、とか仮説はいくつかあるようですが、
完全に特定するのは難しいとのことです。

他にも、人の近くで生息する習性のある生き物であるとか、
100 個の卵のうち 6 年目まで生き残れるのは 1 羽とか
今まで知らなかったスズメの素顔を見ることができます。

沖縄ではスズメよりイソヒヨドリの印象が強いな・・・と思ったのですが
沖縄のうわさ話に こんなトピック が出ていました。
地域によって、スズメが多いところと少ないところがあるようです。
またおそらく、多いところでも、昔と比べたら数が減っていると思われます。
台湾から持ちこまれたシロガシラが原因かも?という意見もありました。
これを読んだだけでも、要因を特定するのは難しいというのが、よく分かりました。

個人的には、スズメは私のインコを救ってくれた恩人(人じゃありませんが)
ということもあり、好きなので、カラスよりほのぼのした気持ちで本を読むことができました。
昔、私の飼っていた手乗りインコが、ある日窓から飛び立ってしまって
あちこち探しまわった結果、スズメと一緒に近くの軒先にいるのを見つけたのです。
近くにスズメがいてくれたからこそ、遠くに行かずにスズメと群れてくれて
大きな声で鳴いていたので、なんとか見つけて保護することができました。
種類の違う鳥を、よく仲間に入れてくれたものだと思います。


スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

スズメ――つかず・はなれず・二千年 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)

  • 作者: 三上 修
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/10/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:スズメ
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