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子爵の理想の花嫁選び [活字中毒のトモ]


子爵の理想の花嫁選び ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

子爵の理想の花嫁選び ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2015/09/05
  • メディア: Kindle版



子爵の理想の花嫁選び 1 (ハーレクインコミックス)

子爵の理想の花嫁選び 1 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: Kindle版


こちらは原作の方がお薦めです。
コミックは作者さんの好みで割愛された設定がいくつかあるのですが
私はその設定があった方が好きで、つながりもいいと思いました。

独身生活を楽しんでいたハヴロック卿が、突然結婚を思い立ちました。
でもそれは、半分しか血のつながりがない妹を引き取るには
独身だと都合が悪いからです。
ハヴロック卿は、友人のアシェンデン伯爵やチェプストウ卿、モーガン氏に頼んで
花嫁を紹介してもらおうとします。
その花嫁の条件はとんでもないものでした。
「持参金は不要、美人である必要はない、子供好きで慎み深く
結婚に愛情を求めない女性。親戚は少なければ少ないほど可」
このような女性に出会うために、ハヴロック卿はモーガン氏のつてで
承認のクリマー夫妻が開催したパーティへ連れて行ってもらいました。
そこで出会ったのが、両親を相次いで亡くした、天涯孤独なメアリーでした。

このクリマー夫妻というのは、「伯爵の花嫁候補」で
片田舎からロンドンに出てきたヘンリエッタの面倒を見てくれた
レッドベター家と、仕事の上で付き合いのあるお家のご夫妻ですね、たぶん。
レッドベター家のミルドレッド嬢とクリマー家の息子さんが婚約していましたね。
面白いところで話がつながっていることが分かり、
アニー・バロウズさんの作品をもっと読んでみたくなりました。

話を読んでみたところ、ハヴロック卿は今まで、
自分から女性に恋をしたことなんてなかったのでは?
メアリーの繊細な女心を何度も踏みにじっているのはそのせいだと思いました。
またメアリーも、父がモラハラ男だったので、
彼女の持つ男性のプロトタイプがひどすぎます。
ゆえに、文句を言ってはいけないとため込みすぎる人だったんですね。
組み合わせが悪かったと思いました。

そして最終的には家出をしたメアリーをハヴロック卿が迎えに来て
仲直りし、めでたしめでたし・・・となりますが
妹大好きのハヴロック卿の性格がすぐに直るとも思えず
本当に一緒に帰ることにしていいの?メアリー。
また寂しい思いをすることにならなきゃいいけど
・・・とちょっと心配になった私でした。



子爵の理想の花嫁選び (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

子爵の理想の花嫁選び (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

  • 作者: アニー バロウズ
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2015/08/28
  • メディア: 新書



子爵の理想の花嫁選び 2 (ハーレクインコミックス)

子爵の理想の花嫁選び 2 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: Kindle版



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