永遠に覚めない夢 [活字中毒のトモ]
コミックが素敵だったので、原作も読んでみました。
原作者はジョージー・メトカーフさん。
彼女の書く作品は、なぜか登場人物に医療関係者が多いです。
本作品のヒーローとヒロインは、共に医師です。
イギリス人の救急科医であるリサは、結婚の予定がなくなって
気分を一新するために、祖母の故郷である南イタリアを訪ねました。
せっかくの休暇でしたが、1 人ですることもなく、暇を持て余すリサ。
ビーチで退屈していると、少年が 1 人岩場から落ちて意識を失いました。
病院まで彼に付き添っていったリサは、そこで彼の父親マッテオと出会います。
マッテオも救急科医で、たくさんの急患を担当しているため
息子の治療に手が回りません。
同じ救急科医であるリサに、レントゲンを撮ってくれるよう頼んだのでした。
悪い人がほとんど出てこない、ほのぼのとした良いお話です。
ヒーローのマッテオが、あまりイタリア男っぽくなくて
真面目な感じなのがちょっと違和感ありですが、まあ、そういうイタリア人もいますよね。
あと、お話の最後の方が分かりにくかったです。
どうしてそこで、リサはマッテオの気持ちを勝手に解釈して
イギリスに帰ったりするのか・・・
今となっては何事も確かめてみなくては気が済まない私としては
唐突に帰らなくてもねー・・・と不思議に思いました。
コミックの作者、牧 あけみさんの、お話のまとめ方が上手なんだと思います。
心に残っているのは、断然コミックの方です。
ですので、まずはコミックを読まれることをお勧めします。
2018-02-28 00:00
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