MAKERS 21世紀の産業革命が始まる [活字中毒のトモ]
Kindle Unlimited でダウンロードしたのですが、320 ページもあるコンテンツで
読了までにものすごく時間がかかりました。
読み終わったところで著者について詳しく見てみたところ、
「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」
を書かれたクリス・アンダーソンさんでした。
今までデジタルの世界で起こっていた革命が、
これからはリアルの世界にも浸透するだろう、というお話です。
人間は誰しも、生まれながらのメイカーズ(物を作る人)であるので
「こんなものが欲しい」とか「こういうものを作りたい」という欲求を
必ず持っている。既製品には満足できずに、自分が本当に気に入ったものを
作りたいと思っているはずだ。
その思いをかなえるのは、今までは難しかったけれど、
ロボットを使って作業をオートメーションにしたり
趣味で型紙を作る人が無料でその技術を Web で公開したり
かつては大手の企業でしか使えなかった
複雑な機械を貸してくれる作業場が出てきたし
資金もクラウド・ファンディングで集められるようになったので
これからは、自分で作りたいものを、希望に合わせて作れる時代が来るだろう
というお話です。
オートメーションが進んだからといって、
雇用が失われる心配はあまりしなくても良いそうです。
なぜなら、オートメーションで失われるのは、
本当に単純な作業を安い労働力で請け負っていた、外国の工場だけだから。
国内の作業については今のまま残り、
そのほかにオートメーションのメンテナンス等が増えるので、
雇用は減らない、とのことです。
今まで海外に部品の製作を頼んで、
納期や輸送の心配をしなくてはならなかったものが
これからは同じコストで国内生産が可能になると。
夢のようですね。
本書が単行本として日本でリリースされたのが 2012 年 10 月ですから
約 6 年が経過しましたが、
さて、欲しいと思ったものを自分で作れるようになったかな・・・?
今欲しいと思っているのは、スマホのアプリを簡単に作れるツールなのですが
こういうの、どうやって作るんでしょうね?
これを書いて思いましたが、道具や材料を提供されて物を作れる人は
それなりの技術のある人ですね。
ジーンズをリメイクして鞄やブックカバーを作るのは、大好きでたまにやりますが
スマホのアプリは作ってみたいと思っても、作り方が分からない・・・。
ただ「作ろう」と思ったら、それをかなえる技術やノウハウが
昔より簡単に手に入る(無料で公開しているところがたくさんある)
というのは分かりました。探してみるか。。
沖縄にあるかどうかわからないですが、メイカースペースとかファブラボとかに行けば、わからないことは助けてくれて、自分でものを作ったりできるようになりますよ。
by Sanchai (2018-07-14 16:52)
>Sanchai さん
>メイカースペースとかファブラボ
そうなんですよね、最近はそういうのができて、ものを簡単に作れるようになったと書いてありました。
ファブラボ沖縄、あるみたいです。行ってみようかな。。
https://www.facebook.com/fablab.okinawa/
by うしこ (2018-07-16 12:08)