会計天国 [活字中毒のトモ]
Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。
管理会計の入門書です。
こう書くと、堅苦しい本のように見えますが、そうではなく
ストーリーがあって気楽に読むことができます。
このお話の主人公である北条は、経営コンサルタントでしたが
娘の結婚式が 1 カ月後に迫ったある日、運転を誤って事故死してしまいます。
天国から天使 K が北条を迎えに来ましたが、どうしても娘の結婚式に出たい北条
K が差し出したくじ引きの箱から「現世への復活チャンス券」を引き当て
5 つの課題をクリアして、現世へ戻ろうとします。
その 5 つの課題とは・・・北条が現世で何がしか関りをもった人物に
会計コンサルティングをすることによって、彼らを幸せに導くことでした。
「何がしか関りを持った人物」は、深いお付き合いをしていた友人とかではなく
娘が小学生のころ好きだったアイドル
(北条はサインをもらってやるとウソをついた)や
北条が昔入れ込んだホステスをモデルにしてフィギュアを作り、
大もうけした会社の経営者や
北条の妻が生前好きだったコロッケを販売している会社の経営者の娘など
「ほぼ他人に近い」人たちばかりです。
この人たちを、北条は本当に幸せにできるのか?
お話自体はとても面白くて、最後まで飽きずに読むことができましたが
残念ながら、肝心の管理会計が、まったく頭に入ってきませんでした。
粉飾決済のからくりとか、価格競争のジレンマとか
内容的には、本当に面白いと思ったのです。
でも、会計の話になると、途端に読んだ記憶があいまいで
決算書を作ると、どうして社内の現状が正確に把握できるのか
今後の方向性を導き出せるのか、さっぱり分かりませんでした。
私はとことん、数字に弱い人間のようです。
経営者には不向きですね、きっと。
大きなお金を扱うのも、向いていないと思います。
とはいえ、会計学、知っていると色々な場面で役に立つと思います。
また、この本を書かれた 2 名の「会計に強い方々」は他にも
「相続仮面」や「給料戦争」などの本を
リリースされていらっしゃるようです。
それらを読んだら、少しは会計が頭に入ってくるようになるかしら。
Kindle Unlimited に登場したら、読んでみようかな。
2019-01-14 00:00
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