最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか [活字中毒のトモ]
大阪ガスの社内データ分析専門組織である
「ビジネスアナリシスセンター」の所長、河本 薫さんの著書です。
Kindle Unlimited でダウンロードして読みました。
「なぜ大阪ガスは成功したのか」というサブタイトルがついていますが
私はこの本を読むまで、
大阪ガスにデータアナリシスの専門部署があることを知りませんでした。
本書が発行されたのが 2017 年で、そのときに「もう 18 年やっている」
とのことだったので、今年で丸 20 年、データ分析の第一人者として
活躍していらっしゃるようです。データ分析がそんなに昔から
職として存在していたとは意外。そしてそれが大阪ガスにあることも意外です。
大阪ガスは、この部署をどのように活用しようと考えて発足させたのか
興味があります。河本さんも「長い間現場に相手にされなかった」
と書いていらっしゃいますが、そりゃそうだと思いました。
はたから見たら、何をしている部署なのか、
自分の部署にとってどんなメリットをもたらしてくれるのか
分かりにくいですもの。
本書を読了してもまだ、この部署が具体的にどのような仕事をしているのか
イマイチ理解できていません。
具体例をいくつかご紹介いただけると、もっと分かりやすかったかも
と思いましたが、あまり出してはいけないのですかね、具体例。
そう思って Web で探してみたところ、ちょっと古いですけれど
プレジデントオンラインの記事 を見つけました。
緊急車両の配置場所を決定するのに、カーナビで集めた走行データの統計を使った例が
紹介されていました。そうそう、こんな感じの実例を、たくさん見たかったのです。
本書にも登場した、河村 真一さんが書かれた
「本物のデータ分析力が身に付く本」には、
彼が主催しているワークショップの様子が描かれているようなので
こちらを読んでみるのもいいかもしれません。
これも Kindle Unlimited で読めるようにならないかしら。
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