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社交界の評判 [活字中毒のトモ]


社交界の評判 ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

社交界の評判 ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2011/10/01
  • メディア: Kindle版



社交界の評判 (ハーレクインコミックス)

社交界の評判 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/04/30
  • メディア: Kindle版


こちらはコミックが良かったので、原作も読んでみることにしました。

舞台は 1812 年、イギリスの片田舎であるスティープウッド・アビー。
ヒロインのへスターは、スティープウッド・アビー周辺では昔から有名な良家
パーシヴァル家の一人娘です。
彼女はそろそろ 24 歳になろうという年頃ですが、
6 年前、ロンドンの社交界にデビューしたときに、大失敗してしまい
以来「一生結婚しない」と明言して田舎に引きこもっていました。
ですが、彼女の両親はどうしても、
へスターに良い人と結婚して幸せになってもらいたいと願っていて
久しぶりにロンドンの社交界へ出て、結婚相手を探すようにと
へスターに命じるのです。

彼女が社交界デビューでどんな失敗をやらかしたのかというと、
社交界の場だというのに、無駄な知識をひけらかしすぎたのです。
社交界というのは、まあ、着飾って色々な人と出会って世間話をするのが一般的のようで
政治や経済について深く突っ込んだ話をするのには向いていないらしいです。
そこで 17 歳の若い女の子が政治の話なんか始めたら
「空気読めよ」って感じになるでしょうね。
ですがそこは、若いってことで、許してもらえないんでしょうかね。
実際、ヒーローであるダンガラン卿の叔母様、レディ・マーティンデイルは
非情に頭の良い女性で、豊富な知識を持っているのを上手に隠しつつ
社交界で最も影響力を持つ女性の 1 人として有名な方だそうなので
へスターだって、年を重ねて色々な経験を積めば
レディ・マーティンデイルみたいになれるはずです。
若いときの、たった 1 度の失敗で、人生を棒に振ってしまうなんて
もったいない話です。

しかしそこは、ハーレクイン・ロマンスなので
へスターは彼女と同じように頭の良いダンガラン卿と
最終的には結婚するのですが
ダンガラン卿も最初は、へスターの振る舞いが社交界に合わないと言って
彼女をバカにしていましたし、それから 6 年の時が過ぎてもなお、
彼女の聡明さに気づきませんでした。
ダンガラン卿って、実は数学ヲタなだけで、観察力とか推理力とかがない人なの?
レディ・マーティンデイルの方がよっぽど物事を見抜く力に長けている
・・・これもやっぱり、年の功なんですかね?



社交界の評判 ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

社交界の評判 ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2011/10/01
  • メディア: Kindle版



社交界の評判 (ハーレクインコミックス)

社交界の評判 (ハーレクインコミックス)

  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2007/04/30
  • メディア: Kindle版



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