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ブスのマーケティング戦略 [活字中毒のトモ]


ブスのマーケティング戦略

ブスのマーケティング戦略

  • 作者: 田村麻美
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


自称「足立区の気さくな女性税理士」田村 麻美先生の著書。
面白かったです。あっという間に読んでしまいました。

田村さんは小学校に入学した頃に「自分はブスだ」と気づいたそうです。
そこからの人生は、どうすればブスでも幸せに生きていけるかを
考え続けて、使える武器を身に着けながら
自分の市場価値を高めることに全力をかけたそうです。

願いをかなえるためには、自分自身の本質を見極め(プロダクト解析)
自分のいまいる場所(市場)とライバルの特性(競合)を
精査しなくてはならない。
田村さんは上記を基本コンセプトに、人生を歩んでいきます。
私も今事件に巻き込まれて死んだら「美人 OL」とは絶対に書かれない自信がある上
加齢で劣化も進んでいますので、色々と共感しながら読んでいきました。

本当に小学生がこんなこと考えていたら恐ろしいですけど
ブスが優秀な男子と出会うためには、勉強していい高校、大学に行くことだ
と言い切って勉強に励み、最終的に見事税理士となって
優しい旦那様とも結婚した田村さんの戦略は正しいと思いました。
ブスだからイケメンとは付き合えないだろう、という推測もお見事。
だから「イケメン」じゃなくて「優秀な男子」を探して
偏差値の高い大学へ行く。非常にわかりやすいです。
そして、優秀な男子に出会えるのと並行して、学歴や資格も手に入れて
独りでも食べていける土台を築くという。パーフェクトです。素晴らしいです。
計画を立てて実行するのって大事なんですね(当たり前か)
行き当たりばったりでは良くないということが、よく分かりました。
ぱっと思い付きで「資格を取ろう」と思うのはダメなんですね。
今後生きていくために、一つの武器だけで勝負するのはリスクが高いから
それを避けることを考えて、ちゃんと計画を立てないと。

肩書のない自分を愛せないのなら、努力して肩書を手に入れよう
という発想も好きですね。とにかく腐って何もしていないことがない方です。
そしてとても努力家です。ものすごく努力して頑張ったから今の地位があるのに
「優秀な男子と出会うために、勉強を頑張る」と笑いの要素に変えて
文書を書く田村さん。そしてこの本を書くことを応援してくれたという
ご主人も素晴らしい方だと思いました。良い方と出会えてよかった
・・・と感動するシーンですら、映りの悪い結婚式の写真を載せて
笑いに変えるという徹底ぶり。頑張ってるよなあ。

しかし「ブス」って言葉がこんなにたくさん出てくる本も珍しいですよ。


ブスのマーケティング戦略

ブスのマーケティング戦略

  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2018/12/07
  • メディア: Kindle版



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