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その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 [活字中毒のトモ]


その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

  • 作者: 大江 英樹
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2014/10/23
  • メディア: 単行本


経済コラムニストの大江 英樹さんの著書。
定年男子 定年女子」を買ったときに、
彼の著書をほかにもいくつか買っていたのですが、
途中まで読んで寝かせていまして、最近やっと読了できました。
元証券マンが書く、行動経済学の本です。
お金のプロが書いているので、なかなかシビアです。

経済学では「人は誰もが自分の利益を最大化するよう、合理的に行動する」
という前提で物事を考えるそうですが
実際には利益を最大化ではなく「いかに損をしないか」を念頭にして
行動しているそうなのです。そしてその結果「失敗」すると。

本書ではその分かりやすい例も、たくさん紹介されています。
「ランチビュッフェに来たのなら、元を取らないとね」と食べまくっても無駄
消費者は「松竹梅」で竹を選ばされるように誘導されている
保険に入っていれば安心というけれど、その「安心料」の正体は
自分が払った掛け金ですから、とか
「損をしないように」選択をしてきた人たちをコテンパンに
打ちのめすような内容が揃っています。
読む分には面白かったです。
私も色々と損をしているかも?がん保険とか、加入して 15 年くらい経ちますが
保険金を請求したことがありませんし。
その分貯金をしておいた方が、良かったかもしれませんね。
ですがこういうのは、最終的な結果が分かってみないと、
何とも言えません。

あと「結婚に関しては損得だけを考えてはいけない」とあえて提言しているのが
面白かったです。さすが経験者。
メリット/デメリットを考えたら、結婚なんてしない方が
いいに決まってますからね。
でも実際に経験しているのと、そうでないのとでは
考え方が変わってきますから、確かに私も、1 度は結婚することをお勧めします。
娘にも口を酸っぱくして「早く嫁に行ってちょうだい」といい続けています。
よく考えると、これは結婚に限らないかもしれません。
とりあえず経験してみるというのは、何事にも大事だと思います。
「デメリットだらけだから、お酒なんか飲まない」
「パチンコやらない」
もっともだと思います。でもやってみないで言うのと、やってから言うのとでは
違うと思うんですよね。
あれ、だんだん損得の話じゃなくなってきましたね。この辺で終わりたいと思います。



その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学 (単行本)

  • 作者: 大江 英樹
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2014/10/23
  • メディア: 単行本



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