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しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! [活字中毒のトモ]


しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! (しょぼい自己啓発シリーズ)

しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! (しょぼい自己啓発シリーズ)

  • 作者: えらいてんちょう(矢内東紀)
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2019/07/01
  • メディア: 単行本


しょぼい起業で生きていく」が面白かったので、こちらも読んでみました。
本書によると、えらてんさんは奥様と出会ってから 2 日で婚約し
2 週間で結婚されたそうです。
なんて決断力のある人なんだ。

そんなに急に結婚して、ご両親は反対しなかったのかしら、と思ったら
やっぱり「もう少し待った方が」と言われたそうです。
さらには奥様のご家族には反対されたそうで。でしょうね。
それでも「結婚は両性の合意のみに基づいて成立するんだから」
ということで、押し切ってしまったそう。このパワー、どこからくるんだろう。
奥様のことをものすごく惚れぬいて・・・とかではないそうですから
他にどんなモチベーションがあると、
こんなに結婚に突っ走れるのか、秘訣を聞いてみたいです。

ただ書かれていることには概ね共感できます。
私が結婚した時も、勢いで色々なことを押し切りましたから。
結婚には勢いが大事です。
「配偶者に助けられ生活力がパワーアップする」とか
「同棲は結婚前の予行演習にはならない」とか
「やらなくても困らないことは、やらなくてもよい」とか
自身の経験と照らし合わせながら、共感して読んだ項目がたくさんありました。
えらてんさんの家では、
洗濯物を裏返しのままたたんでも良いことになっているそうですが
うちなんか洗濯後の衣類は、個人用の洋服ボックスに放り込むだけですもん。

逆にこの本を読んで初めて気づいたのが
「1 年間で 3 組に 1 組の夫婦が離婚しているというのは大ウソ」という話で
改めて説明されたらその通りなのですが、その年に結婚した夫婦と離婚した夫婦の
比率がだいたい 3:1 だったからといって、
3 組に 1 組の夫婦が離婚しているわけではない。
これを指摘されるまで、この数字について何の疑問も抱かなかったのですが
言われてみればその通りで、例えば同じ論理で
2018 年の人口動態総覧 を見て、
出生 : 死亡の比率がざっくりで 7:10 だからといって
「1 回生まれたら平均で 1.4 回は死ぬ」とかありえませんよね。
データの見方って難しい(いや私が数字にめっぽう弱いだけ)

またこの本にはえらてんさんの奥様(てんつまさん)もたびたび登場して
興味深いコラムを書いたり、悩み相談にのったりされていらっしゃいます。
妻公認で「しょぼい結婚」について本を書いている、
つまりご夫婦揃ってお 2 人の結婚は「しょぼい」と言い切っていらっしゃる
だけど、お 2 人はとても幸せそうです。
確かに私も、結婚した当初の目標はとてもささやかでした。
2 人で同じ家に帰ってくることができれば、それで良かった。
そういう気持ちを久しぶりに思い出しました。



しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! (しょぼい自己啓発シリーズ)

しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! (しょぼい自己啓発シリーズ)

  • 作者: えらいてんちょう(矢内東紀)
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2019/07/01
  • メディア: 単行本



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