簿記がわかってしまう魔法の書 [中小企業診断士]
宅建に合格した後、中小企業診断士の勉強を始めました。
この資格の勉強は、どうも今まで身につけてきた知識を
さらに分かりにくい言葉で説明されているようで、
講義を聞くたびに、分かったような、分からないような気分になります。
どうして簡単なことを、こんなに難しく説明する必要があるのか
ちょっと理解できないのですが、大丈夫か・・・?
中でも理解できない科目が、財務・会計でして
今まであまり興味がなくて、何度も上滑りさせてきた分野なので
いくら勉強しても、身につく気配が全くありません。
もっと分かりやすく教えてくれる本はないか・・・と探したときに
見つかったのがこの本です。
昔、あるところに、ルカ・パチョーリという働き者の男の子がいました。
一生懸命働いているのに、なぜかずっと貧乏のままでした。
ある日、魔法使いのおばあさんがやってきて
貧乏から抜け出す魔法を教えてくれると言います。
ただし、それには条件がありました。
おばあさんから魔法の豆を 3 つもらい、上手に増やして
増えた豆の半分をおばあさんに渡すことです。
ルカは、収穫された豆の数だけしか見ていなかったために
いつまでたっても貧乏だったのでした。
ちゃんと簿記を勉強すると、モノに変えた豆も、そのまま資産として
カウントできることに気づいていなかったのです。
何を隠そう、私もルカと全く同じことを考えていました。
簿記ってもしかして、簿記そのものが粉飾決済みたいなものなんでしょうか。
お金をモノに変えたのに、資産扱いで OK とか
意味が分かりません。
ただし一応、この本を読んだら、モノに変えた豆も、そのまま資産として
カウントして良いということが理解できるようになりました。
おばあさんに手渡す豆は、簿記を知らないときと、知っているときとでは
4 倍も量が違いました。
実生活でも同じように、知らないまま損している何かがありそうです。
いや・・・きっとあるはず。
非常に読みやすい本だったので、手元に置いておいて
何度も読み返してみようと思います。
逆に言うと、1 度読んだだけでは、すべてを完璧に理解できるようにはなりません。
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