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おひとりさまの老後 [活字中毒のトモ]


おひとりさまの老後 (文春文庫)

おひとりさまの老後 (文春文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/12/06
  • メディア: 文庫


上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!」が面白かったので
こちらも読んでみました。
上野先生と言えば、この本ですよね。
ラッキーなことに Kindle Unlimited で読むことができました。
平成 19 年 7 月が第 1 刷だそうです。13 年前?
読んでみると、出版から 13 年も経っているのに、
上野先生の語り口は今と変わらず、
内容も今読んでも時代遅れなものではありませんでした。
こちらのサイト によると、日本が超高齢社会に突入したのは
2007 年だそうで、今から 13 年前のことです。
つまり、上野先生がこの本を書いたころは、
ちょうど超高齢社会に突入した頃だったんですね。
内容が色あせていないということはつまり、
それから時代があまり変わっていないということですね。

上野先生はとても友人が多いようで
おひとりさまでもあまり寂しい生活ではないようです。
独りで死ぬことについても、死んだら時間をおかずに発見されれば OK というスタンスで
発見してくれるような友人と密でマメなコンタクトを取っておけば
大丈夫と思っておられるようです。
確かにおっしゃる通りなのですが、私には友だちと呼べるような人はあまりいないので
ミイラになる前に死体を回収してもらうにはどうすればいいかと調べてみたところ
LINE で友だち登録しておけば、定期的に生存確認をして
確認がタップされない場合は 24 時間後に確認を再送
更に 3 時間経過しても確認できない場合は直接電話をしてくれ
それでも連絡が取れない場合、近親者へ連絡してくれる サービス があると分かりました。
しかも登録は無料。これ、いいですね。
おひとりさまになったら申し込もう。

あとは「遺すと困るものは処分しておかないと」というくだりに
ドキッとしましたが、いつ死ぬか分からないですからね・・・。
いつ死んでもいいように、清廉潔白な暮らしをすればいいんでしょうが
それじゃあ人生つまらないですから。
ペットも「死ぬかもしれないから」といって飼うのを諦めていては
人生が貧相になりそうです。
調べてみると、ペット信託 というシステムがあるんですね。
ペットを飼うと決まった時から色々と手続きをしておけば
大丈夫かもしれません。ペットも人間と同じですね。
ちゃんと遺されても大丈夫にしておく必要があるし、それは可能であるようです。

私は死んでしまえばそれで終わりと思っているので
散骨希望とかないですし、お墓の手配も不要です。
死んでしまったら、あとはもうどうにでもしてもらえば。
腐敗して、居住中の家の大家さんに迷惑をかけるのだけは避けたいので
死んだらすぐに発見してもらえるような手配だけはしておく。
それで十分な気がしました。


おひとりさまの老後 (文春文庫)

おひとりさまの老後 (文春文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/12/06
  • メディア: 文庫



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