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東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない [活字中毒のトモ]


東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

  • 作者: ときど
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/07/15
  • メディア: 新書


梅原 大吾さんとちきりんさんの対談「悩みどころと逃げどころ」が面白かったので
プロゲーマーの本をもう 1 冊読んでみようと思い、
Kindle Unlimited でダウンロードしたのがこちら。
この本の著者ときどさんは、同じプロゲーマーでも
バックグラウンドが梅原さんと全く異なる方です。
東京大学工学部を卒業されたプロゲーマーで、戦法の構築が得意だそうです。
巻末の著者紹介を読んだところ、この方沖縄出身だそうです。
ちょっと調べてみたところ、母方の祖父は金秀の創業者だとか。
なるほど、それで沖縄在住の従兄がいたんですね。
ときどさんは、彼に「バーチャルファイター」でコテンパンにやられてから、
格ゲーの面白さに目覚めたそうです。
「ときど」というのはゲームをするときのプレイヤーネームで
少年時代、KOF(ザ・キング・オブ・ファイターズという格ゲーの略)で
八神庵というキャラクターを使用しており、
その八神庵の決めゼリフが「とんで、キックからの、どうしたぁ!」だったので
3 語から 1 字ずつ取って「ときど」だそうです。

本書には、ときどさんの歩んできた人生が詳細に記されています。
ゲームに熱中するときどさんと彼のご両親(とりわけお父さん)との良好な関係や
ゲームを通じて知り合った数々の友人たちのこと
勉強ですらゲームに活かす分析能力のすごさなど、なんというか
自分のことを本当によく「分析」して本を書いているな、という印象でした。
いいところも、ダメなところも、たくさん分析されています。

社会人と同じように 8 時間働き(つまりゲームの練習をする)
大会に備えて筋トレにはげみ、仲間を大切にして
時には海外から大会に参加する友だちを家に泊めたりまでしている様子を読んで
この人の人生、ゲームだけで完結してしまって
奥さんとか子どもが入る余地はないんじゃないかと思ってしまいました。
それだけゲームに一生懸命な様子が伝わってきます。
だけど勉強とゲームを両立できるくらいですから、家庭とも両立できそうですよね。
プロゲーマーで家庭とゲームを両立させている人っていないかしらと思って
ちょっと調べてみたら、ふ~どさんというプロゲーマーは
昨年 グラビアアイドルとご結婚 されたそうです。
しかも、かなり長いお付き合いの末に。こういうパターンもあるんですね。
ていうか、もっと頻繁にあってもいいんじゃない?
仕事と家庭を両立させている一般人は、たくさんいますから。



東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書)

  • 作者: ときど
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/07/15
  • メディア: 新書



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