「ザ・マネーゲーム」から脱出する方法 [活字中毒のトモ]
本棚からある本を探していたところ、
カバーがかぶったまま放置されている本書を発見しました。
これは早くお金持ちになって、マネー・ゲームから脱出する方法を書いた本なのか?
と思い、久しぶりにお金に関する本を読みました。
ところが、これはそんな本ではなく
お金のことを忘れて、やりたいことを楽しむ方向に人生を持っていくための
妙な方法が熱く語られている本でした。
そして、一通り読んでみても、何を言っているのかほとんど分かりませんでした。
著者は、人材派遣会社「マンパワー」の創業者の孫である
ロバート・シャインフェルド氏。彼のおじい様は、
孫に成功の秘訣を伝授しようとしましたが
途中で亡くなってしまいました。
ロバート氏はその秘訣の最終到達点を、自分で色々と経験して学びました。
それが本書にまとめられているはずなのですが
はっきり言って、何を言っているのか分からない。
私たちは全員「人間ゲーム」のプレイヤーであり、
このゲームの根底にあるのは思考でも論理でも知性でもなく「感情」である
そしてこのゲームをプレーする間、並行してマネーゲームに参加するようになるが
マネーゲームには明確なルールがないので勝者は存在せず、
しかも死ぬまで続くのに、誰も幸せになれないというのです。
こんなゲーム、降りちゃえよ、というのは願ったりかなったりなのですが
その具体的な方法がなんであるのか、さっぱり分かりません。
お金がないという不快な状況に対して
「これは現実ではない」とか「これは私の意識の創造物だ」とつぶやくのって
何の役に立つんでしょうか。新手の宗教ですよね、これ。
ただ訳者の本田さんはこの本の内容を完全に理解されたようで
「図解 『ザ・マネーゲーム』から脱出する法」という本を出版されていらっしゃいます。
私はあまりに内容が理解できないので、この本も買って読んでみることにしました。
うーん・・・お布施を払った気分。
でも何を言っているのか分からないので、少しでも理解したいのです。
いいカモですね。
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