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「株のカリスマ」プロフェッサー・サカキの お金をふやす頭脳トレーニング [活字中毒のトモ]


「株のカリスマ」プロフェッサー・サカキの お金をふやす頭脳トレーニング (講談社BIZ)

「株のカリスマ」プロフェッサー・サカキの お金をふやす頭脳トレーニング (講談社BIZ)

  • 作者: 榊原 正幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/04/19
  • メディア: 単行本


元青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授、榊原 正幸先生の著書です。
簿記の勉強をしているのですが、なんとなく
「減価償却費って、錬金術の一種?」と思って、
「減価償却費 錬金術」で検索をかけたところ、こちらがヒットしました。

会計学や経済学の領域には、
生活に役立つのに意外と知られていないことが多いことから
「時間」と「お金」について楽しく学ぶことを目的として本書を執筆されたそうです。
「ファイナンシャル・リテラシーについて、具体的にわかりやすく、
面白く考えていく、ファイナンシャル教育の入門書だと思って」とのことです。
これ大学の教科書だったら、面白いかも。
そして、「ファイナンシャル・リテラシーは主に
お金に関する考え方を取り扱うが、
本書はそれに「時間」についての考え方を追加することで、
「総合的ファイナンシャル・リテラシー」を高める」とも書かれています。

ただし読んでみても、減価償却費がどうやって錬金術となり得るのか
正直「すっきり」した感はありませんでした。
ああ、こういうもんかなー・・・というか
減価償却費で浮いた分、使ってしまってはいけないというのが意外でした。
この分は貯金しておいて、次の設備投資に備えないといけないの?
これは盲点。そう思う時点で、やはりまだ、減価償却費の何たるかを
理解できていないと思います。

人生の良し悪しのすべては「時間の質」で決まる。
お金や名誉、地位は手段であって目的ではない、というご意見はその通り。

あと株式投資をする際に役に立つ、
財務的に安全で優良な企業を選別する基準が書かれていたのでメモしておきます。
1. 東京証券取引所第一部(東証一部)上場企業であること
2. BPS が 1,500 円以上あること
3. 自己資本比率が 75% 以上であること
4. BPR が 0.5 以下(ただし、銘柄や時期によっては、0.5~0.9 でもよい)

割と古い本ですが、会計学の基礎は変わっていないので
初心者が読めば、それなりに得るものはあると思います。
Kindle 版も出していただけると、手に入りやすいのに。



「株のカリスマ」プロフェッサー・サカキの お金をふやす頭脳トレーニング (講談社BIZ)

「株のカリスマ」プロフェッサー・サカキの お金をふやす頭脳トレーニング (講談社BIZ)

  • 作者: 榊原 正幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/04/19
  • メディア: 単行本



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