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なるべく働きたくない人のためのお金の話 [活字中毒のトモ]


なるべく働きたくない人のためのお金の話

なるべく働きたくない人のためのお金の話

  • 作者: 大原扁理
  • 出版社/メーカー: ボイジャー・プレス
  • 発売日: 2018/08/01
  • メディア: Kindle版


週に 2 日だけ働き、残りの 5 日は自分の好きなことをして過ごす
「隠居生活」を送っている大原 扁理さんの著書です。
常々引きこもって暮らしたいと願っている身としては、実にうらやましい。

大原さんは「隠居生活」を送っていらっしゃいますが
それを支えている財源は株や不動産などの不労収入ではなく
週 2 日の介護の仕事と本の印税、たまに友人から依頼される単発の仕事
なのだそうです。
本の印税についても、これはほとんど普段の生活費にはせずに
あるとき勝負で年金の支払いなどに充てているとのこと。
本当に、こんなんで生活できるんだ。
だとすると、私の老後は結構安泰じゃないか?

大原さんによると、年収が年々下がって底打ち状態になったのに、
それにつられてお金に対する不安も減っていったとのことです。
お金の不安をなくすことが目的なのではなく、
お金に不安がなくなったその時、自分がどんな風に生きていくのかが重要であり
お金を大切にしつつも
「私がどういうふうに生きていくかについては、お金にとやかく言わせない」
というスタンスが大事だと書いてありました。

お金を擬人化して「どう使えばお金が喜ぶか」を考えながら
お金を使うという話は面白かったです。
今は給与も振り込みになって久しいですし、毎月の支払いも
クレジットカード払いや銀行引き落としにしているものが多いので
お金に面と向かって「こんな使い方嬉しい?」と聞く機会も少ないのですが
せめて現金を使うときには、聞いてみてもいいかも。
そうでなくても、お金を払った先で、最終的にだれが喜んでいるのか
よく考えてお金を払う方がいいというのは、その通りだと思いました。
そうは思いつつも目先の好奇心につられて、書籍や漫画のコンテンツに
いっぱい課金してしまうのですけれど。
だって気になるじゃないですか。
気になるものは、お金を払ってでも続きを読まねば(もはや義務)

大原さんは、東京郊外で 5 年間暮らした後、台湾へ拠点を移されたそうで
台湾での暮らしについても書籍を出版されていらっしゃいます。
そちらも面白そうなので、この後読みます。
彼の twitter を拝見したところ、現在は台湾へ戻れずに日本にいらっしゃるとのこと。
やっぱりそうなりますね。今は移動が難しい世の中なので。



なるべく働きたくない人のためのお金の話

なるべく働きたくない人のためのお金の話

  • 作者: 大原扁理
  • 出版社/メーカー: ボイジャー・プレス
  • 発売日: 2018/08/01
  • メディア: Kindle版



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