SSブログ

亥子ころころ [活字中毒のトモ]


亥子ころころ

亥子ころころ

  • 作者: 西條奈加
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: Kindle版


まるまるの毬」の続編が出ていたので、迷わず Kindle 版を購入しました。
もしかして、「まるまるの毬」が Kindle Unlimited で読めたのは
この続編を読ませるためだったのかも・・・?
まんまと引っかかりました。

菓子職人の治兵衛(じへえ)は、63 歳。年のせいか、転んだ拍子に手首を痛め
粉をこねるのも難儀していました。手首が治るまで、知り合いのつてを頼って
誰か助っ人に来てもらわなければ・・・治兵衛がそう思った矢先に
家の前で行き倒れている人が!!
助けたところ、彼は腕の良い菓子職人だったのです。
これも何かの縁ということで、彼(雲平)に手助けを頼むことにしたのでした。
ただ、雲平が行き倒れていたのには、理由があり(当たり前だ)
それを解決するために、色々と手を打つことになります。
そうすると、意外な事実が明らかに・・・。

手首を痛めた矢先に腕の良い菓子職人が玄関の前で行き倒れているなんて
そんなうまい話があるかい!と突っ込みたくなりますが、そこはそれ。
今作も物語として大変面白くて、あっという間に読んでしまいました。
時間を忘れて本を読みふけるなんて、何年ぶりだろう。
今回のお話は、治兵衛がそれほど苦しむこともなく、安心して読めました。
お永のときめきが、本気の恋になるかどうか、続きが気になります。
あとお君に幸せになってほしい。

次作(南星屋シリーズのシーズン 3)は現在、小説現代で連載中だそうで
年 2 回新しいお話がリリースされるようです。
シーズン 3 は 2020 年 8 月からスタートしたようなので
書籍になるまでに、あと数年か。。先は長いですが、次作も楽しみに待ちます。



亥子ころころ

亥子ころころ

  • 作者: 西條奈加
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: Kindle版



コメント(0) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント