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秋葉原先留交番ゆうれい付き [活字中毒のトモ]


秋葉原先留交番ゆうれい付き (角川文庫)

秋葉原先留交番ゆうれい付き (角川文庫)

  • 作者: 西條 奈加
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: Kindle版


西條 奈加さんの著書が Kindle Unlimited で読めるとなれば、それは読まねば
ということでダウンロードしました。

本書の舞台は現代の秋葉原。そこの交番に勤める権田も筋金入りのオタクです。
彼のもとへ、謹慎中の後輩である向谷が転がり込んできました。
それだけでも十分面倒なのに、なんと向谷は一緒に連れてきてしまいました。
足だけの幽霊を。
足だけの幽霊の、生前の名前は渡井 季穂(わたらい きほ)というのですが
彼女がどうして亡くなったのかを探るついでに、
オタク警官とその後輩は、さまざまな珍妙な事件を解決していきます。

西條さんの書く現代小説を初めて読みましたが、私は時代小説の方が好きかも。
彼女の書く時代小説は、読みだすといつも、
他のすべてを放置してそれに没頭してしまうのですが、
この作品はそういったことがありませんでした。
とはいえ、病院の長い待ち時間などに読むには絶好の本です。

オタクという趣味を除けば、権田さんは極めてまっとうなお巡りさんで
こういう人が交番にいてくれると、かなり心強いと思いました。
普通の交番って、行ってみるとお巡りさんはいないことが多いです。
AI でもなんでもいいから、24 時間ちゃんと駐在していて欲しいのですが。

このお話、続編があったりするでしょうか。
・・・と思って探してみたのですが、今のところない様子。
権田さんが妙な事件を解決する様は、あまりハラハラしないで楽しめるので
息抜きには良い本です。続編出ませんかね。



秋葉原先留交番ゆうれい付き (角川文庫)

秋葉原先留交番ゆうれい付き (角川文庫)

  • 作者: 西條 奈加
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: Kindle版



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