SSブログ

「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました [活字中毒のトモ]


「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました

「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました

  • 作者: 田房 永子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2019/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!」の中で田房さんが
「賛否がきっぱりと分かれた」と言っておられた本。
タイトルがよく分からなかったので、もうついでに読んじゃえ!ということで
Kindle 版を購入して読んでみました。

読んでみると、このタイトルは
あまりにもいろいろなことを端折りすぎているから、
訳の分からないことになっているのだと思いました。
第 1 子は娘、第 2 子に息子を授かった田房さん。
息子と暮らし始めると、娘とだけ過ごしていた時には抱かなかった感情が、
色々と湧き上がってきます。
おむつを外した時に放尿しても、尿が脚にかからないという事実だけを取っても
「もう身体の構造からして、男って処理が簡単にできている。
だからどこか他人事でいられるんだ。自分にとって都合の悪いことは
見ないこと、ないことにできてしまうんだ」とか思ってしまう。
赤ちゃんの世話をしているくらいでこんなことを考えるなんて
自分の中でよっぽど男というものを嫌悪し、恨んでいるからに違いないと
田房さんは考えました。
そんな中、ご主人と大ゲンカをして離婚寸前までいってしまった田房さん。
占い師に悩みを聞いてもらったところ、こんなアドバイスをされます。
「男の人は女の人の役に立ちたいと思っている。
男性である夫さんに対して、女性である永子さんは本来『頼る』とか
『お願いする』という女性的なマインドを出さなくては」
で、2 ショットチャットで複数の男性と話したり
男性受けする洋服を買ってみたり、身体を磨いたりすることで
女性的なマインドについて試行錯誤した結果、
男心や男のかわいさを意識しはじめたら「夫にムラムラされたい」という本音が出てきて
その後週 3 回セックスをする生活を 2 週間続けて、
何とか仲直りできたという経緯。

これは賛否が分かれるわ、というか
田房さんの心の葛藤が大きすぎて、途中で何を言いたいのか分からなくなってきました。
この過程を上野 千鶴子さんは「相手との交渉をきちんと手を抜かないで続けてきて偉い」
と褒めていましたけど、私が読んだ感想としては
ご主人と突っ込んだ話もしないで、占い師や心理療法にすがっている様のどこが
手を抜かないで交渉をしているように見えるんだろうか。
交渉しないで全部自分だけで昇華してしまっているようにしか見えませんでした。
心の持ちようが変わっただけだよ。

ただ田房さんはご自身の心の在り方をものすごく大事にして
本気で何をしたらもっと幸せになれるのかを突き詰めていらっしゃる。
現状を打開するためには 2 ショットチャットで
テレホンセックスまがいのこともしようとするし
イメージワークで過去の男のちんちんと決別したりもする。
そしてこんなネタをここまで赤裸々に書いて、
ご主人はもう何も言わないというのもすごい。
なかなかできることではないと思います。



「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました

「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました

  • 作者: 田房 永子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2019/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コメント(0) 
共通テーマ: