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波のうえの魔術師 [活字中毒のトモ]


波のうえの魔術師 (文春文庫)

波のうえの魔術師 (文春文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版


絶対大金持ちになる 死ぬまで働かされる人生からの脱出法」で
菅下さんが勧めておられたので読んでみました。

本書の主人公は白戸 則道。1998 年 3 月にマンモス私大の文学部を卒業したものの
就職先がなく、親の仕送りとパチンコでなんとか食いつないでいる就職浪人です。
いつものように開店前のパチンコ屋に並んでいたところ、
彼は身なりの良い老人に出会いました。老人の名は小塚 泰造。
株式投資でかなり成功した資産家でした。老人は白戸に
ある取引を手伝わせるため、彼を来年就職するまでの期間限定で
秘書として雇いたいと告げたのでした。
翌日、白戸が老人の自宅を訪れたときから、
老人の知力の限りを尽くした「秋のディール」の手伝い
兼株式投資の個人レッスンが始まったのです。

小塚氏が白戸に命じた最初の仕事は、朝刊を隅々まで読んで(特に経済面を)
気になる記事があったら、切り抜いてファイルすることと
某銀行の前日の株価(終値)を毎日書き写すことでした。
本当にこれを数カ月やるだけで、
経済の「波」を身体で感じることができるようになるのでしょうか?
実際にやってみないと何とも言えませんね。ちょっとやってみようと思います。
どんな新聞でもいいなら、地方紙を取っていますし
株価を書き写すだけでいいなら、情報は Web から簡単に手に入ります。

正直、株価チャートをそのまま見ただけでは、どのような「波」が来ているのか
まったく分からないです。これが分かるようになったら、本当にすごいことです。
まあ、本当に「波」の見方を詳しく教えてしまったら
自分が儲からなくなると思うので、本の通りに実践しても、効果はないかもしれませんが
実際に好成績を上げている投資家が書いた本ですから・・・試す価値はあると思いました。




波のうえの魔術師 (文春文庫)

波のうえの魔術師 (文春文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/09/20
  • メディア: Kindle版



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