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地方出身親のための中学・大学受験:その全体像と基本戦略 [活字中毒のトモ]


地方出身親のための中学・大学受験: その全体像と基本戦略

地方出身親のための中学・大学受験: その全体像と基本戦略

  • 作者: 安間 伸
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Kindle版


投資家の安間 伸さんが 彼のブログ で著書を出版されたことを告知されていたので
Amazon で検索してみたところ、Kindle Unlimited に含まれていたので読んでみました。

本書によりますと、今後は高校入試を廃止する学校が増え(つまり中高一貫校が増える)
中学受験が過熱するそうです。
その理由としては、大学受験や学生生活などを考えたときに、
完全中高一貫システムが優れているからなんだとか。
そのため、子どもにとって「人生の最初の岐路」が高校受験→中学受験となり、
今より 3 年以上早まることになります。
また大学受験も米国型になり、推薦 AO 入学はさらに増えるそうです。
それゆえに、学力以外の競争が激化することで、関係者の労力が激増するそうです。
つまり、推薦 AO の増加は、富裕層・有力者・都市・私立に有利であり、
長期的には格差拡大と階級固定化を招くことになると書いてありました。
上記と同じ理由により、大学受験に関して大人の役割が増えるため、
子どもの自主性や独立心が育ちにくくなり、
若者に不公平感や閉塞感が拡がる可能性があるとも記されています。

そうなると、小学校 3 年生ぐらいから塾通いが当然になるのですが
そんなに小さい頃から塾にばかり行って、本当に大丈夫なのか心配になります。
ただ、子どもには「ゴールデンエイジ」と呼ばれる、
すぐに動作を習得することができ、しかも一生涯忘れない時期があるそうで
それが 9-12 歳の間なのだそうです。
だから、その間にみっちり反復練習をして学力を高め、
その後は同じぐらいの学力を持った同年代の子どもたちと濃密な 6 年間を過ごし、
社会性を身につけるのが良い、と書いてありました。

私が学生だった頃よりも、受験はさらに大変になるのですね。
子どもは本当にそれで幸せになれるのかしら。
ですが本人の自主性に任せておくと、ロクなことにならないのは
娘の教育で立証済みなので、たぶん本書に書いてあることは正しいです。
できれば受験なしで中高一貫校へ進めるといいのですが
そうなってしまうと切磋琢磨できる仲間と出会えないので、意味がないのでしょうね。
私の子育ては終了してしまったので、
おそらく本書の情報を参考にする機会はないと思われますすが
知識として頭に入れておきます。



地方出身親のための中学・大学受験: その全体像と基本戦略

地方出身親のための中学・大学受験: その全体像と基本戦略

  • 作者: 安間 伸
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: Kindle版



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