金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方 [活字中毒のトモ]
昔から常々思っているのですが、私はお金を稼ぐのが本当に下手です。
だけど稼ぐ力がもう少しあったら、FIRE なんてしなくても
残りの人生もう少し楽しく生きていけるかも、とちょっと思ったときに
Amazon でこちらを見つけて読んでみました。
読了後に思いましたが・・・この本、ちょっと古かった。
2019 年 11 月発行のようです。今から 3 年近くも前。
もう今となっては世の中の前提が全く異なっています。
例えば本書では、Facebook が出そうとしていた仮想通貨 Libra がこれから熱い
と書かれていましたが、Meta は今となっては仮想通貨の提供を断念してしまいました。
著者は、マイクロソフト日本法人の第 2 代社長を務めた成毛 眞さん。
読んだ人がお金との付き合い方、向き合い方を見直し考え直して、
自分らしく楽しく幸せな人生を送るための一冊になるように、
と思って本書を書いたそうです。
成毛さんによると、お金について真剣に考え論理的に行動できれば、
お金に踊らされるなんてことはなくなり
手持ちの資産が極端に減ることはないだろうし、
大きく稼いで増やすことだって可能なんだとか。
大事なのは、時空間を超えて思考し、
10 年、20 年先のことを考えてお金を使うことだ、と書いてありました。
木を見ないで森を見ろ、ということですね。
目先のことではなく、10 年後に世界がどうなっているか、
20 年後にはどんな未来が待っているかを考えて行動しろと。
また、稼げば稼ぐほど、より面白く才能のあふれる人物とのネットワークが広がるし
いくら貯めるかではなく、どれだけ遊びながら稼ぎ続けられるか、
を考えたほうが絶対楽しいとも書いてありました。
お金を稼ぐのって楽しいんだそうです。うーむ・・・そこまでたどり着けるだろうか。
さらには、稼いだお金を投資に向ける話も書かれており、
お勧めの投信も紹介されていましたが、これは個人によって好みが分かれると思うので
興味のある方は一読をお勧めします。
面白いのは、最近、投資に関する本をいくつか読みましたが、
著者が勧める金融商品が、みな違うことです。
「回し者ではない」といいながら、皆さん違う商品を勧めている。
儲かる商品がたくさんあるという事なのか、
やはり著者がどこかでリベートを受け取っているのか・・・どちらでしょうね。