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中小企業診断士の 1 次試験を受けてみた [中小企業診断士]

宅建の勉強を 4 年も続けたので、早朝の勉強がすっかり習慣化しました。
せっかくなので、引き続き何かを勉強しようと思って
よく下調べもせず、中小企業診断士の受験を決定しました。
思えばそれが間違いだったのですけど、こういうことはやってみるまで分からないので。

結論から言いますと、私は中小企業診断士を受験すべきではありませんでした。
一番の理由は私が那覇市在住であることです。
この試験は 1 次試験と 2 次試験があります。
さらに 2 次試験に合格後、3 年以内に実務補習を 15 日以上受けるか、
実際に診断実務に 15 日以上従事する実績を作って初めて、
中小企業診断士としての登録を行うことができます。
ところが 2 次試験や実務補習は例年、沖縄県では開催されません。
いちばん近くて福岡で受験となります。これは大きなハンデです。
補習を受けるために、2 週間も内地に宿泊しろって?
宿泊費いくらかかると思ってるんですか。

この事実に気づいた時点で、勉強する気が半分失せました。
ですがせっかく通信教育講座を申し込んだので、
しばらく勉強を続けてみることにしました。
利用した講座は「診断士ゼミナール」です。
比較的安価で、ネット上での評判がそこそこ良かったので購入したのですが
いざ勉強を始めてみると、私には合いませんでした。
何がって、講義時間が長すぎることが一番嫌でした。
1 回の講義は 4 つの単元に分かれているのですが、
1 つごとに 25 分程度の長さがあります。
1 単元必ず 25 分ならまだいいのですが、トピックによって長さはまちまちで
長いときは 1 時間を超えることもありました。
これでは早朝の細切れ時間に効率よく勉強することはできません。
学習が終わるまでの時間が測りにくく、集中力も持ちませんでした。
最初の 15 分程度は頑張って聴きましたが、残りは飽きて
音声だけ聞きながら別のことをしたりしてしまったので、ちっとも身に付きませんでした。
この講座は、ある程度まとまった勉強時間が取れる人向けだと思います。

また紙のテキストを購入しないで、
無料の PDF 版を利用したのも悪かったかもしれません。
紙のテキストでは、表紙や目次はページ数に含まれていないことから
テキストに振られているページと、PDF で表示されるページ数は誤差があって
講義中に「テキストは 64 ページです」と言われても、
PDF で検索すべきは 60 ページとかだったので
それがすごいストレスでした。64 ページっていうから、64 ページを検索したら
出てきたページ違うし!
極めつけは、運営会社のセキュリティ管理の甘さです。
なんと 1 次試験 10 日前に、サーバーがダウンし、講義を受講できなくなりました。
当初は 1 週間かかると見込まれていた復旧作業が 2 日で終わったのは
不幸中の幸いでしたが、試験直前に講座を利用できなくなるとか
通信講座として致命傷です。

教材に不満を抱えながらなんとか試験日まで勉強してみたところ
中小企業診断士の試験内容は、面白くもありつまらなくもありました。
なんだか、事実を知っていれば解けるけど、
知らなかったら永遠に解けない問題ばかりで
雑学王のクイズ選手権のようだと思いました。
試験科目は全部で 7 つあり、出題範囲も非常に広いので、
すべて得意な人はなかなかいないと思います。
私の場合、IT 企業に勤めていることと、宅建を受験した経験から
経営情報システムや法務などは比較的理解できましたが
財務・会計とかさっぱりでした。
きちんと勉強して、身につけば、面白いのかも。

残念ながら、自己採点の結果は散々だったので、もう受験しないと思います。
というか、1 つでも 6 割以上得点できていたら
来年の受験でその科目の受験が免除されるというルールなので
そんな科目が 1 つあったら、来年も受験を考えてしまうところでしたが
それはなさそうなので、この試験の受験を完全に断念できます。
残念ではなく、むしろラッキー?


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簿記がわかってしまう魔法の書 [中小企業診断士]


簿記がわかってしまう魔法の書

簿記がわかってしまう魔法の書

  • 作者: 小沢 浩
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


宅建に合格した後、中小企業診断士の勉強を始めました。
この資格の勉強は、どうも今まで身につけてきた知識を
さらに分かりにくい言葉で説明されているようで、
講義を聞くたびに、分かったような、分からないような気分になります。
どうして簡単なことを、こんなに難しく説明する必要があるのか
ちょっと理解できないのですが、大丈夫か・・・?

中でも理解できない科目が、財務・会計でして
今まであまり興味がなくて、何度も上滑りさせてきた分野なので
いくら勉強しても、身につく気配が全くありません。
もっと分かりやすく教えてくれる本はないか・・・と探したときに
見つかったのがこの本です。

昔、あるところに、ルカ・パチョーリという働き者の男の子がいました。
一生懸命働いているのに、なぜかずっと貧乏のままでした。
ある日、魔法使いのおばあさんがやってきて
貧乏から抜け出す魔法を教えてくれると言います。
ただし、それには条件がありました。
おばあさんから魔法の豆を 3 つもらい、上手に増やして
増えた豆の半分をおばあさんに渡すことです。

ルカは、収穫された豆の数だけしか見ていなかったために
いつまでたっても貧乏だったのでした。
ちゃんと簿記を勉強すると、モノに変えた豆も、そのまま資産として
カウントできることに気づいていなかったのです。
何を隠そう、私もルカと全く同じことを考えていました。
簿記ってもしかして、簿記そのものが粉飾決済みたいなものなんでしょうか。
お金をモノに変えたのに、資産扱いで OK とか
意味が分かりません。

ただし一応、この本を読んだら、モノに変えた豆も、そのまま資産として
カウントして良いということが理解できるようになりました。
おばあさんに手渡す豆は、簿記を知らないときと、知っているときとでは
4 倍も量が違いました。
実生活でも同じように、知らないまま損している何かがありそうです。
いや・・・きっとあるはず。

非常に読みやすい本だったので、手元に置いておいて
何度も読み返してみようと思います。
逆に言うと、1 度読んだだけでは、すべてを完璧に理解できるようにはなりません。



簿記がわかってしまう魔法の書

簿記がわかってしまう魔法の書

  • 作者: 小沢 浩
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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