ムバラクさんが辞任して [たまには政治のことも考えるか]
エジプトのムバラク大統領、ついに辞任に追い込まれてしまいました。
革命のドミノ現象、とどまるところを知らないようです。
元はチュニジアでジャスミン革命が起きたことがきっかけだったと思いますが
その余波で、エジプトだけでなく、各地の独裁者が窮地に立たされています。
なんだか、イエメンとかヨルダンとかでも、とんでもないことになっている模様。
個人的な意見としては、政治を取り仕切っているのが議会だろうが独裁者だろうが
きちんと国民を食べさせてくれているうちは、革命なんて起こらないと思っているので
こんなに革命が飛び火していくのが不思議でした。
実際、独裁政治バリバリだけど、リビアでは革命は起こっていないようですし。
みんな、革命起こしたいほど本当に困っていたの?
(2/18 追記
現在リビアでも、反政府デモが起きているようです。
知り合いのモロッコ人が「カダフィの政治はいいよ」と言っていたので
あそこは大丈夫なのかと勘違いしていました。失礼しました)
ひょっとしたら、アメリカの陰謀ではないかとも思っていました。
アメリカは、一応民主主義の国なので、
今回の革命がどんなに広がったところで、痛くもかゆくもないからです。
それどころか、独裁政治を行っている中国にまで革命が飛び火して
中国で内乱が起これば、アメリカにとってとても都合がいいのでは?
と思っていました。
しかし、メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の発行者、北野 幸伯さんが
No.711 のメルマガ で
今起こっていることの原因は、
世界史的に見れば「アメリカが衰退したから」だとおっしゃられています。
うーむ。なるほど。
私が思っていたのとは、全く逆の見解です。
だとすると、これから革命はさらに頻発するようになるけれど
中国やロシアにはまったく飛び火せず
逆に中国はさらに強大になって、
日本にどんどん無理なことを言ったりやったりするようになるということですね。
・・・残念。
かなり面白い [たまには政治のことも考えるか]
何故に今、こんなことが起きていたのか分からなかったので
ちょっとスッキリしました。
上手に作ってあるなあ。
この件に関する 田母神さんの発言 は、毎度ながら過激。
でも、この人筋が通ってる。
食糧いらないって? [たまには政治のことも考えるか]
おーこりゃまた、大胆なことを。
本当に、いらないんですか?
「北朝鮮の穀物が不作で国民は飢えに苦しんでいる」というニュースしか読んだことがないので
食糧支援を断るなんて、何かよっぽどの理由があるに違いないと思うんですが。
1.昨年は食糧がたくさん取れたので、今年の支援は必要ない(・・・なわけないか)
2.どこか別の国から、食糧を貰えるあてがある(・・・まさかね)
3.食糧の話はともかくとして、北朝鮮に来ている米国の NGO に
出て行ってもらいたい
もし、3. が理由だとすると、米国の NGO を追い出してから
北朝鮮発で何かとんでもないことが起こりそうな気がするんですが。
「人工衛星」がアラスカまで飛んでいって、
アメリカが報復として北朝鮮にミサイルを撃ち込む・・・とかね。
折りしも、北朝鮮の首相、金英逸(キム・ヨンイル)さんが中国を訪問中ですが
何か関連性がありますかね?
何を話に行っているのやら・・・。
裏を知りたい逮捕劇 [たまには政治のことも考えるか]
今ちょうど、佐藤優さんの著書 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
を読んでいるところだったので、
検察の動きと、政治の流れに、
佐藤さんの言うところの「時代のけじめ」なるものを感じました。
つい昨日までは、麻生さんの一挙一動を
ボロクソにたたく記事が目立っていたのに
ここへきて、なぜこうまで急激に小沢さんの足元が危うくなるのか?
検察は、誰の依頼を受けて小沢さんの秘書を逮捕したのか?
「米国の極東におけるプレゼンス(存在)は第 7 艦隊で十分」と言う小沢さんと
「北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃しちゃる」と言う麻生さん。
まだ日本に向けて撃つとも言っていないミサイルを
(だいたい、表向きは「ミサイル」じゃなくて「人工衛星」らしいですし)
「迎撃もアリだぜ」と待ち受ける麻生さんのほうが、
喧嘩の売り方が激しい気がするんですが
小沢さんのほうが落とされそうですね。
そういう方向に、時代がけじめをつけようとしているとなると・・・
玄関前まで「戦争ちゃん(アメリカがらみ)」がやってきて、
ドアベルをぴんぽーん♪と押している絵が頭に浮かびました。
黙っていれば、ミサイルの向きは違う方向だったような気がするんだけどねぇ。
なんで売られていない喧嘩を買うようなことをするかなぁ?
オバマ大統領誕生 [たまには政治のことも考えるか]
日本にとって良い政策を採る人だとは思えないけれど
44 代目にしてアメリカ史上初の、有色人種の大統領が誕生したという事実を
同じ有色人種として喜びたいと思います。
これってすごいことだよ。
有色人種が、アメリカの大統領になれるなんて。
いや、法律上は昔から可能でしたが。
実際に有色人種が当選するなんて、20 年前ならありえなかったと思います。
アメリカ国内の有色人種のやる気が、うんと上がるんじゃないでしょうか。
仮に私がアメリカ在住だったら、きっと跳び上がって喜ぶと思います。
次の期待は、女性大統領と、
大統領への就任を宣誓するときに聖書に手を置かない大統領の出現です。
いつ出てくるか楽しみ。
・・・って、よその国のことなんですけどね。
ここまで書いて思いましたが、
よその国の大統領選挙にここまで関心を持つ私は
実はアメリカ合衆国という国が持つ、自由さがとてもうらやましいんだと思います。
ふたを開けてみれば、自由の意味をはき違えてることも多いし
横暴だしうそつきだし差別もたっぷり存在する
駄々っ子みたいな国なんだけど
マイノリティから大統領が出現できる、その自由さがうらやましい。
日本でマイノリティ出身の首相なんて、いつ出てくるやら
考えても見当がつかないほど、クリアしなくてはいけない課題が多すぎる。
ですが、自由はない代わりに
黄色いチビ女でも、のほほんと暮らしていける日本は
やっぱりとてもありがたい国なので、
この国でインターネットのニュースを見ながら
「わ~、すごーい!」
と感心しているだけの現状が、私にとって一番楽だというのは
言うまでもありません。
でもでも。
I've got a crush on Obama~♪
と歌うほど彼のことが好きでもない、日本人の私でも
この人がアメリカの大統領になったという事実には
感動したのでした。
自分の目で、この事実を見ることができて本当にうれしいです。
今日はきっと、歴史に残るすごい日に違いない。
えーと・・・福田さん!? [たまには政治のことも考えるか]
そういや、就任演説も夜にやってましたね。
夜型人間なのかな?(<そんなことはどうでもいい)
でも、今福田さんが辞めたからといって、次がどんな人でも
来年の総選挙では自民党は勝てそうにないし
だいたいこの時期に首相をやりたい人なんているんでしょうか?
なんでいきなり辞めちゃったんだろうーー??
理由を知るには、新聞記事を色々読んで、背景をおさらいする必要がありそうですが
とりあえず思いついた理由:
1. 健康上の理由(トシもトシだし)
2. 某国のさるお方に脅された
3. このまま首相を続けると、自分がババを引く可能性に気付いて逃げた
4. 良心の呵責を感じて(ないとは思うが)
5. 近々、日本の政治上または経済上、非常にまずいことが起こるのに気付いて逃げた
6. 近々、自身のスキャンダルが発覚する可能性があった
7. 元々、首相に就任する際に、
「2009 年 9 月の任期満了まで、半分ずつ首相を務めよう」
という密約をローゼン麻生氏と交わしていた
理由が 3. か 5. だとすると、近々とんでもないことが起こりそうな気がしますが
・・・うーん、どうかな。
もう少し、色々と文献を当たる必要がありますね。
そんな暇あるのかどうか怪しいですが。
しかし首相って、どうしていつもこう、訳の分からないタイミングでお辞めになるんでしょうか。
表に出ない理由がいろいろありそうで、すごく気になります。
福田首相の会見を見て [たまには政治のことも考えるか]
ドラえもんのお陰?「のび太首相」に中国ブロガー大喜び(中国情報局より)
「のび太が 71 歳の高齢になって首相に当選した」ですか。
うまいこと言うなあ。
私としては、ローゼン閣下が首相になった方が
胡散臭くておもしろそうだったのですが、
とりあえず、のび太 福田首相誕生おめでとうございます(?)。
25 日の夜に行われた、福田首相の記者会見を見て
ちょっと思ったことを書いてみようと思います。
会見の一問一答はこちら(いずれも asahi.com より):
「麻生先生のご事情も」 福田首相の一問一答全文(1)
「冗談で背水の陣内閣と」 福田首相一問一答全文(2)
まず最初に、71 歳にもなるご高齢の方が、
夜の 10 時にしっかりスーツを着こなし、背筋を伸ばして
大勢の記者団に囲まれ落ち着いて会見をこなすのは
かなり大変だろうなと思いました。(<そこかいっ)
だって、その時間、私はすっぴんでだらだらしながら
テレビを観ていましたし、そろそろ娘と一緒に
寝ようと思っていたので。
71 歳ですよ?すごいと思いません?
また、会見のときのカメラへのアピールが
非常に落ち着いていて、上手だなとも思いました。
視聴者に与える印象が、とても穏やかで、
実直そうです。
さすが、百戦錬磨の政治家です。
どんなに腹黒くても、それを隠せる演技力。
すばらしいです。
ところで、asahi.com に掲載されている会見の(2)の方に
こんなくだりがあります。
(抜粋ここから)
どういう情勢が起こるかは今予断出来ませんけれども、そういうことも考えながらですね、解散の時期を探るということになろうかと思っております。
(抜粋終わり)
・・・最初から、解散を前提にした内閣ということなんでしょうか?
またしても短命?
また、興味深いのが、拉致問題に関する一答です。
(抜粋ここから)
――北朝鮮による拉致問題の解決に向けての道筋は?
総裁選挙中に申し上げたのは、これは解決したいという意欲を申し上げたのです。わたくしもこの交渉の細かい話は聞いておりません。ですから、そういうことをよく承知した上で、その上でどういう方法があるか考えていきたいと思っております。
(抜粋終わり)
えーと・・・たいていの人は、よっぽどの自信がないと
公の場で拉致問題を「解決したい」とは言わないと思うのです。
いろんなルート(山崎拓さんとか?)から、
福田首相には、かなりの情報が集まっていると見ていいのではないでしょうか。
首相はたぶん、何かを知っているんだと思います。
それが何なのかは判りませんが。
(会見ではぐらかそうとしているところをみると、あまりハッピーな情報では
ないかもしれません)
任期は長くとも 2 年弱というこの内閣ですが、
解散するまでに色々なことが起こりそうですね。
北朝鮮:ミサイル、日本海向け発射 [たまには政治のことも考えるか]
北朝鮮:ミサイル2発、日本海向け発射 (Mainichi Interactive より)
なんだか、前回の核実験に比べると、報道がだいぶ穏やかですね。
前回は、ミサイルを発射する前から
「アメリカの監視カメラから推察された状況によると・・・」
なんて警告するニュースが大々的に報道されていたのに。
こういう穏やかな報道のときのほうが危ないんだろうか。
そんな気もするな。
それにしても、最近北朝鮮のニュースが報道されると
何故か同時期にアメリカで従軍慰安婦決議案が
クローズアップされているんですが
どうしてでしょうね?
誰が、どこで、何を操作してるんだろ?
私は 「北朝鮮は、しばらくは様子見かなぁ?」 なんて思っていたので
予想があっさり外れてしまいました。
「時事直言」 の増田俊男さんや
週刊アカシックレコード の佐々木敏さんは、やっぱりさすがです。
世の中不思議なことが多いよね [たまには政治のことも考えるか]
長崎市長銃撃事件の不思議
伊藤・長崎市長、銃撃で死亡…容疑者「事故対応に不満」 (YOMIURI ONLINE より)
ぱっと読んで、不思議に思ったんですが、
暴力団の幹部ともあろうお人が
たかが自損事故や公共工事受注がらみのトラブルなんかで
市長を射殺し「自分も死のうと思う」もんなのだろうか?
意味がわからない。
故伊藤市長に心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。
何故、アメリカは今頃北朝鮮への金融制裁を解除するのか? [たまには政治のことも考えるか]
ここ数週間、ニュースを見ていたら、
アメリカはしれっと北朝鮮と二国間会談を行い、
さりげなく金融制裁の解除やら人道支援やらを約束しちゃったようです。
米朝が先月「覚書」 支援と原子炉停止を同時に開始(Asahi.com より)
これまでの経緯から見ると、北朝鮮が核を放棄する可能性は限りなく低いですし
アメリカは二国間会談のテーブルには絶対つかなかったのに、
何故二国間会談に応じ、人道支援を約束するのか?
なんかウラがあるはずよ、なんか・・・。
・・・と、ここまで考えたところで、こんなニュースも発見しました。
「原子炉停止を議論」 6者協議、北朝鮮が明言(Asahi.com より)
だーかーらー、北朝鮮がそんな約束守るわけないでしょうが。
そんな明言を本当に信じているとしたら、アメリカは馬鹿だ。
もちろん、そんなことはないはず。
アメリカとの会談で、一体何を話し合ったんだろう?
金融制裁解除
↓
北朝鮮に資金流入
↓
その資金を元手にミサイル作成
↓
日本に向かってミサイル発射
アメリカは、多忙を理由に日本を支援せず
アジア情勢は緊迫するにもかかわらず、北朝鮮は潰れず
↓
日本は憲法を改正し、自衛隊を自衛軍に変更
↓
アジアの監視を日本に任せて、アメリカは中東戦争に専念
という筋書きを確認しあった?
・・・まさかね。
折しも、中東情勢はまたもや厳しい状況になってきました。
レバノン軍とイスラエル軍が国境地帯で交戦(ロイター)
イスラエルとレバノン、停戦後初の交戦(YOMIURI ONLINE より)
アメリカはとりあえず、アジアは置いといて、中東に専念するつもり?
イランを引きずり出して、戦争を数十年にわたって続けるつもりなんでしょうか?
没落するだけだから、やめたほうが良いと思うけど。