ホメオパシー in Japan [活字中毒のトモ]

ホメオパシーin Japan―基本36レメディー (由井寅子のホメオパシーガイドブック1)
- 作者: 由井 寅子
- 出版社/メーカー: ホメオパシー出版
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
少し前に大バッシングを受けていたホメオパシーに関する本です。
娘がもっと小さい頃に、風邪ばかり引いていて薬漬けの生活だったので
もう少し薬を減らせる方法はないかと思って興味を持ったのがホメオパシーでした。
ですが、買ったことに満足して放置し続けること数年。
そのうち何故だか、科学的根拠に乏しいということで大バッシングが起こり
ホメオパシーは一気に「怪しい療法」の烙印を押されてしまいました。
ですが、最近読んだ「マインドコントロール2 今そこにある情報汚染」に
ホメオパシーは情報操作によって廃れさせられたけれども、
本当はとても素晴らしい施術だ、見たいなことが書かれていて
まあ、あの本も大概怪しげな本だったのですが
ホメオパシーってどんな療法だったっけ?と再び興味が出てきたので
長いこと家で眠っていたこの本を読んでみることにしました。
本書は、ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長の由井 寅子さんご自身の
体験談から始まっています。
彼女がイギリスで暮らしていた頃、ひどい体調不良に悩まされていて
夢で見た「ホメオパシー治療があなたにはいいでしょう」というお告げ(?)を頼りに
ホメオパスを訪れ、レメディーを飲んだら
ひどい好転反応が現れ、その後で体調不良が治った、というものです。
他に、ホメオパシーに関する大まかな説明と
よくある質問とその答えが載っていて、
最後に、ホメオパシーで使用されるさまざまなレメディーの薬効が書かれています。
なんというか、野口整体と漢方を足して 2 で割って、西洋テイストを加えたような療法
というイメージを持ちました。
ひどい病気も、何らかの理由があって現れている、
上手に乗り切れば事態は好転する、という考え方が
野口整体に似ていて
症状やその人の過去とか性格によってさまざまなレメディーを使い分けるところが
漢方に似ています。
ただこの療法、本当に上手に使いたいと思ったら
腕のいいホメオパスを見つけるか
自分で施術を極めないといけないっぽいです。
漢方は、最近はある程度自分でも症状にあわせて薬を選べるようになってきましたが
レメディーなんて簡単に手に入るものではないような気もしますし
やっぱり一般的ではないかも・・・。
調べてみると、沖縄にもいくつかスクールがあって
ホメオパシーを学べるようですが、そこまでの興味は湧きませんでした。
というわけで、本書を読了しても、概略をかいつまんだだけで
「ふーん。不思議な療法だな」
で終わってしまいました。
私が今、それほど悩みを抱えていないからかもしれません。
この療法を、今後試す機会があるかどうか分かりませんが
そういうことがあったら、またご報告したいと思います。
タグ:ホメオパシー
うわ。その著者だけは...
by zu2 (2011-04-18 20:28)
>zu2 さん
やっぱりそういう印象でしょう?
それが情報操作なのか、本当のことなのか・・・。
by うしこ (2011-04-19 12:57)