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予見された経済危機 ルービニ教授が「読む」世界史の転換 [活字中毒のトモ]


予見された経済危機 ルービニ教授が「読む」世界史の転換

予見された経済危機 ルービニ教授が「読む」世界史の転換

  • 作者: 倉都 康行
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/01/22
  • メディア: 単行本


*読み応え: 60 点
*コストパフォーマンス: 40 点

確か、鬼塚英昭さんの
八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ を読んでいたときに
文中でノリエル・ルービニ教授が絶賛されていたので、
ルービニ教授ってどんな人だろう?と気になって注文した本。
ですが読んでみると、この本はルービニ教授について書かれた本ではなく
ルービニ教授の持論を引き合いに出しつつ、著者
(倉都康行さん。RP テックという金融シンクタンクの社長だそうです)
が現在の金融機器に関する独自の見解を披露した本です。
ルービニ教授の名前に惹かれて読み始めると後悔します。

ですが、倉都さんの経済の見解は割と分かりやすく書かれているので
ルービニ教授にこだわらなければ、それなりに面白いかも。
現在の資本主義経済が持続不能であることが良く分かります。
資本主義は持続不能ですが、いつパンクするかは不明で
アメリカは当面の間は破産せずに持ちこたえるのではないか、とのことです。
そして、その後は資本主義が崩れて行くのではなく、
現在の金融資本主義から、別の資本が主役を演じる資本主義に変わるだろう
と言っています。
次の資本主義は、商業資本と金融資本が統合するんだそうです。
商社と銀行が統合するんですって。
商売人と金貸しが手を結ぶとなると・・・あくどい感じがしてなんだか暗ーい気分になります。
予想が外れてくれるといいなー。

ルービニ教授に関しては、頑張って 彼のブログ(英語)を読むのが
彼の経済理論を理解する一番の近道のようです。
こまめに更新されているので、英語の勉強にはいいかも。

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