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ゼロから始める都市型狩猟採集生活 [活字中毒のトモ]


ゼロから始める都市型狩猟採集生活

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2015/07/24
  • メディア: Kindle版


縄文時代の「狩猟と採集」で成り立つ生活が、
現代でも成り立つのかどうか気になって購入したのがこちら。
さすが坂口 恭平さん。こういうことに日本一詳しいのでは。

「太古の人間が海の幸、山の幸を享受して暮らしたように
ぼくらの周りにも、「都市の幸」が溢れている。
きみに都市型狩猟採集民として生きる方法を伝授しよう」
と坂口さんは巻頭で言っています。なんて頼もしい。

まず衣服と食事を確保し、次に寝床を確保し、パーティを組む
そして生業を手に入れれば、生きていくことは可能だと書いてあります。
なんとこれらは、無料で手に入るとも。
本書が発行されたのは 2010 年 8 月なので、
今とはちょっと状況が違うかもしれませんが
少なくとも 10 数年前の東京都内では、
衣類は教会やごみから手に入れることができるし
食べ物も炊き出しの場所を把握していれば問題ない
住む場所も、探せば寝る場所くらいあると書かれています。
坂口さんの知り合いのホームレスの方々も複数登場されるので
それは本当のようです。

だけどこういう生活は女性向きではないと思いました。
少なくとも私は、夜は鍵のかかる家屋の中で眠りたいですし
炊き出しをやっている場所も知らないです。
自分が生きるために必要な最低限のエネルギー量を理解すれば
世の中の捉え方がきっと変わってくる
つまりそれは、一匹の動物としての視点を獲得するということでもある
人間というものは、生活そのものからさまざまな刺激、興奮、感動を受け
偶然起きるとてつもない出来事を楽しむために生きているのだ
というご意見はまさにその通りだと思いましたが
いざ自分で狩猟と採集の生活に入ろうとすると、これはかなりハードルが高い。

家とインフラはセットではない
家というものには常に「いつかは壊れる」という前提が隠されている
というご意見にも同意します。
だから持ち家には全く興味がありません。
身軽でいるには、賃貸が一番。
ただ年金で暮らすようになったら、もっと家賃の安いところへ移らないと
暮らしていけない(つまりもらえる年金の額が少ない)ので
狩猟と採集でなんとかなるかなと考えたのですが、
やはり甘かったようです。
ただ無料で暮らせる可能性は、ゼロではないことは分かったので
私でも色々と考えれば、暮らせる方法はあるかもしれないと思いました。
もう少し考えます。



ゼロから始める都市型狩猟採集生活

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2015/07/24
  • メディア: Kindle版



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