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新版 科学がつきとめた「運のいい人」 [活字中毒のトモ]


新版 科学がつきとめた「運のいい人」

新版 科学がつきとめた「運のいい人」

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/08/31
  • メディア: Kindle版


新聞広告で何回もこの本の宣伝を見かけたので、つい購入しました。
脳科学者の中野 信子先生の著書です。

結構読みやすい本なので、途中まではそこそこのスピードで読んでいたのですが
「セロトニンが運をよくする上で必須の物質だ」とか書かれているところで
ちょっと待て、と思ってしまい、読み進めることができなくなりました。
「セロトニンが運をよくする上で必須」だとしても
「セロトニンがあれば運がよくなる」訳ではないよなと。
だとすれば、いちいちセロトニンがどうこう言う必要はあるのかしら?
こう考え出したら、もう本書に書かれていることが単なるこじつけにしか思えなくなり
読む気がなくなってしまいました。

それでも何とか読了できたのは、この本が本当に読みやすかったからです。

中野先生いわく、「運」というものは必ずしも、
その人がもともと持っていたり生まれつき決まっていたりするものではなく
その人の考え方と行動パターンによって変わるのだそうです。
運がいい人には共通した考え方や行動パターンがあり
運はコントロールできると。
ただし運の良さというのは、客観的に定義できるものではなくて
「運が悪い」と感じてしまう人は、単純に
彼らが自分なりの「しあわせのものさし」で測った目的や目標を持っていないのだ
自分なりのしあわせの価値観をベースにした
「こうしたい」「ああしたい」という思いを持ち合わせていないから
「運が悪い」と思ってしまいがちで
さらに悪いことに、自分の価値観が明確になっていない人は、
他人の意見や一般的な価値観に影響を受けやすくなると書いてありました。

コインを投げるときと同様に、目的や夢に向かう道のりも、
マイナスの出来事あるいはプラスの出来事ばかりが続く場合は少なくないが
長期的に見れば、必ずマイナスとプラスの出来事が入り込む
つまり人生トントンになるようにできているそうです。
それなのに運が悪い人というのは、この長期的な視点を持つことができないので、
マイナスの出来事が続いたときにゲームをおりてしまい
「運が悪かったよね」と思ってしまうのだとか。
このあたりはなるほどね、と思いながら読みました。
ですがそうなるともう「運」ではなくて、運がいいとか悪いとかを気にせずに
ひたすら自分のやりたいことや夢に向かって突き進むのが
いちばん良いということになります。ふむ。。



新版 科学がつきとめた「運のいい人」

新版 科学がつきとめた「運のいい人」

  • 作者: 中野 信子
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/08/31
  • メディア: Kindle版



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