新たなる金融危機に向かう世界 [活字中毒のトモ]
大変に口の悪い政治・経済評論家、副島 隆彦先生の著書。
Amazon のおすすめにひっかかって購入してしまいました。
今回も、ひどい口調で 292 ページ分の罵り書きをされています。
1 冊丸ごと、アメリカとアメリカの手下に成り下がった政治家への罵りと
小沢 一郎を礼賛する文章で溢れています。
私は小沢さんにお会いしたことはないので、
彼がどのような政治家か詳しくは分からないのですが、
天皇陛下より、よその国のたかだか副主席でしかない人の都合を重んじる人が
日本の為に命をかけて政治を取り仕切ってくれる人だとは到底思えないので、
本書の内容には、全く賛同できませんでした。
副島先生、なぜにここまで小沢さんを推すのでしょう?
ひょっとして、中国から何かもらっているんでしょうか?
その代わりに、管さんのことはボロクソに言っています。
「アメリカに魂を売り渡したアホ」とまで言い切っています。
あとは、前著「ドル亡き後の世界」でも書かれていたのと同じ、
今後の世界の予測が書かれています。
オバマ大統領は、中間選挙で致命的な打撃を受け、
病気を理由に大統領職を辞任する。
その後、ヒラリー・クリントン国務長官が、大統領職を執り行うようになる。
中東では戦争が起きる。
そのための資金をかき集める為に、
アメリカはギリシャ危機を起こして米国債にマネーを向かわせたのだそうですよ。
けれども、どんなに戦争を起こして経済を立て直そうとしても
資本主義の長期波動の動きには逆らえず、
自由貿易経済は二度と元には戻らず、これからは統制経済化が進行していくだろう、
とのことです。
この辺に関しては、おおむね同意です。
・・・おおむね同意なんですが、やはり
小沢さんをあまりに褒めちぎるこの文章は好きになれません。
次回は買うのをやめようと思います。
こんにちは。
この種の書籍には縁が無いのですが、そういうタッチの本もあるんですね~。
by Yakoha (2010-09-05 21:45)
>Yakoha さん
このお方は特別のように思います。
by うしこ (2010-09-06 05:24)