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「余命3カ月」のウソ [活字中毒のトモ]


「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)

「余命3カ月」のウソ (ベスト新書)

  • 作者: 近藤 誠
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2013/04/09
  • メディア: 新書


TSUTAYA で立ち読みしていたら、面白かったので購入しました。
近藤先生の著書を読むのは、確か 2 回目です。
前回は、このブログを書き始める前だったと思います。
Amazon で彼の著作を見てみると、1990 年代から一貫して
がん治療(特に抗がん剤治療)について疑問を呈しています。
この方は、放射線治療のスペシャリストで、
私が生まれたころからずっと、たくさんの患者さんのがんと向き合っておられるようです。

私の周りには、がん患者が数名います。
夫も今年初めに、肩にできた肉腫を切除したのですが、
その診断が下るまでに、医師の判断が二転三転し、
ひどいときには「今から入院して、抗がん剤を使って肉腫を小さくしないか」と言われてました。
効くか効かないかよく分からん抗がん剤を使って、体力だけ落ちちゃったらどうするんだ!
あなたは安易に抗がん剤治療を進めるけれど、
自分が治療を受ける側だったらそんな治療受けたいか?
と医者に喰ってかかろうと思ったことがあります。
その後病名の判断が覆り、外科治療だけでよくなったのですが
医療現場では簡単に抗がん剤治療が勧められる、というのは本当です。
治療を受ければ、良い細胞も一緒に殺しまくって、ものすごい副作用が出るのに
なぜあんなに簡単に、勧めるのか。謎です。

近藤先生は、その真逆を行く人で、
「がんと診断されても、診断を忘れて治療を放置したほうが長生きするケースが多い」
といいます。
余命なんて宣告されても、そんなの当てにならない
特に「3 カ月」なんて、患者を治療に追い込むための
医者にとって都合のいい期間だから言っているだけ、だそうです。
さらには、「がんだって、老化現象の一部だと思って、だましだまし生きていくくらいでいいよ」
といいます。
なんだかとても、腹に落ちる話でした。

乳がんが転移して亡くなった義妹も、がんが見つかった当初言っていました。
「元気やねんけど・・・」と。
それが手術をして、放射線治療、抗がん剤治療と進んで
3 年後には亡くなってしまいました。
治療しないで放置しておいたら、もっと長生きしてくれたかな・・・。

私は最近、会社の健康診断を受診したばかりですが
検査に引っかかっていないことを祈っています。
今のところ、何の症状もなくぴんぴんしているので、
再検査のために病院に行くのだけは、勘弁してほしいです。





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