給食で死ぬ!! [活字中毒のトモ]
給食で死ぬ!!―いじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!
- 作者: 大塚貢
- 出版社/メーカー: コスモトゥーワン
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」で北野 幸伯さんが何度か話題にされていた本です。
元真田町の教育長、大塚 貢さん、元プロレスラーで文京区区議会議員、西村 修さん、
エジソン・アインシュタインスクール協会会長、鈴木 昭平さんの共著となっています。
大塚さんは、町内の荒れていた中学校を、給食と花によって
優秀校に変貌させた経験をお持ちでいらっしゃいます。
正確には、まず授業を面白くするように、教師の意識を改革し
その後、菓子パンや麺の多かった給食を、すべて米食にし
校庭の 20 箇所以上に花壇を設置したところ
子供の非行が激減したそうです。
参考に、現在の 真田中学校のホームページ を拝見したところ
先月の給食のメニューも掲載されていて
確かに、ほとんどごはんの献立でした。
めんが主食の献立はわずか 1 日でした。
そしてトップページの写真を見ると、校庭に花が咲き乱れています。
こんなことで、本当に子どもたちを非行に走らせないようにできるのかしら
・・・と半信半疑でしたが、よく考えてみれば
娘の通っていた小学校は「早寝、早起き、朝ごはん」をスローガンに
学校の活動を改善させようとしていました。
給食はご飯中心、沖縄色豊かなメニューで構成され
校庭には花が咲き乱れていました。
おそらく真田町をモデルに、頑張っているのだと思います。
中学校に上がっても、小学校と同じメニューの給食が提供されますので
こんなことで非行が減るというのであれば、娘の通う中学校には
ヤンキーは 1 人もいないはず・・・あれ、おかしいな?
給食がジャンクフードだったら、ヤンキーの数はもっと増えていたのでしょうか。
確かに、一昔前と比べると、学校の雰囲気も随分穏やかになったと聞きますが
それは給食が原因なんでしょうか。因果関係がよく分からないです。
ただ、周りの知り合いを見てみると、食べることが好きで、
食材のおいしさをよく知っている人は、
確かに非行に走った経験をお持ちの方が少ない気がします。
私の通った中学校は、新設校だったにもかかわらず、荒れていました。
当時の給食のメニューは何だったか思い出してみると・・・
ご飯とパンが半分ずつくらい出ていました。確かに、真田町の現在の給食より
パンが多いですね。
でもこれって、中学が荒れていたことと、本当に関係があるんでしょうか。
エジソン・アインシュタインスクール協会会長の鈴木 昭平さんが
「裸のシェフ」でお馴染みのジェイミー・オリヴァーさんの
給食改善活動について紹介されていらっしゃいました。
有名なシェフも、こんなふうに、子供の食について真剣に改善が必要と思っているようです。
ジェイミーさんのオフィシャルサイト も見てみました。
めっちゃ美味しそうです。
iPhone や Android 用の レシピアプリ もあります・・・欲しい。
食べ物に興味津々の私は、思わぬ方向に興味がずれていますが
ご飯と教育に興味がある方にお薦めいたします。
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