ラモーナとおかあさん [活字中毒のトモ]
*読み応え 90点
*コストパフォーマンス 60点
ラモーナとおとうさん の続編。
このシリーズでは、お父さんは何とか再就職を果たしたが、仕事が合わなくて大変そう。
そして、お母さんはお父さんが仕事についたのだから、お仕事を減らしてくれると思ったら、そうでもなく・・・。
情緒豊かな7歳児ラモーナの周囲は相変わらず慌しいのでした。
そんな中ラモーナは、お母さんが来客者に向かって
「この子(お姉さん)がいなかったら、とてもやっていけませんわ」
と言っているのを聞いて複雑な心境に。
どうして、私の肩を抱いて「この子がいなかったら、とてもやっていけませんわ」と言ってくれないの?
どうして、お姉さんは自分でミシンを使っていいのに、私はダメなの?
どうして、お姉さんはお母さんといろいろな出来事を共有できるのに、私はダメなの?
子供だったら、そして兄弟がいたならば大抵の人は経験したことを、作者は見事に再現してくれています。
そして、少しずつ大きくなって、自我が目立ってきたラモーナを、優しく愛情深く見守るお母さんも見事です。
最後にラモーナが家出を企てるシーンでは、泣けますよ。
2006-01-06 06:07
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