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お金のいらない国〈3〉病院の役割は? [活字中毒のトモ]

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*読み応え  50点
*コストパフォーマンス  40点

第3弾では、お金のいらない国の住人が、主人公の住む現代の日本へやってきました。
お金のいらない国の紳士は、空気の悪さに辟易しながら、主人公といろいろな話をします。

それによると、お金のいらない国では、犯罪者を病院へ送り込んで「治療」するそうです。
逮捕して刑務所に入れるのでもなく
裁判所で判決を言い渡すのでもありません。
「この人、他人に迷惑を掛けているなあ」
と感じた人が通報し、駆けつけたパトロール隊が周囲に事情を確認した上で、迷惑の元となっている人間を病院送りにするんだそうです。
そして、行動の元となった「病気」が完治するまで、入院先で療養生活を送るんだそうです。

こんなことやったら、自分が嫌いな人や、自分にとって不都合なことを主張する人を
かたっぱしから通報する人が出るんじゃないでしょうか?
周囲に事情を確認するだけで、個人を病院送りにする行為は、公正だといえるのでしょうか?

やっぱり、この国で暮らす人たちは、強靭かつ崇高な意志の持ち主でないと務まらないと思われます。
世の中そんな人たちばかりでないですよね。
そしてそれは、お金があるから、だけが原因でしょうか?

未知なことが多すぎです。


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